「善人なおもて往生をとぐ。いはんや悪人をや」 鎌倉時代に浄土真宗を開いた親鸞の死後、その弟子・唯円が師の言葉をまとめた『歎異抄』に登場する有名な一節だ。善人は自己の能力で悟りを開こうとするために仏へ頼ろうとする気持が希薄なのに対し、煩悩にとらわれた凡夫 (悪人)は仏の救済に頼るしかないとの気持が強…
「善人なおもて往生をとぐ。いはんや悪人をや」 鎌倉時代に浄土真宗を開いた親鸞の死後、その弟子・唯円が師の言葉をまとめた『歎異抄』に登場する有名な一節だ。善人は自己の能力で悟りを開こうとするために仏へ頼ろうとする気持が希薄なのに対し、煩悩にとらわれた凡夫 (悪人)は仏の救済に頼るしかないとの気持が強…