音無秀孝厩舎のサンデーファンデーをパートナーに挑んだ、11月12日の阪神4R(ダート1800メートル)を勝ち、今年、65個目となる白星を挙げることができました。

 レースは、2枠2番からポンと飛び出して先頭へ。狙い通り主導権を奪った後は、途中ペースを14秒台に落とし、スローペースに持ち込むことに成功。会心の勝利だったと思います。

 馬は、これからさらに良くなりそうな気配があるので、覚えてもらいたい1頭ですが、競馬記者の皆さんがそれ以上に注目したのは、高配当という理由があったようです。

 サンデーファンデーの馬体重は542キロ。調教の走りはイマイチで、おなかもぽってり気味に見えていたのが影響したのか、9頭立ての5人気。単勝オッズは、21.4倍でした。

 レース後、記者の方に伺った話では、この数字は、これまで僕が挙げた新馬戦勝利のオッズとしては、1995年デルマサンキストの29.7倍、2020年スズカビットの28.3倍に次ぐ、過去3番目に高いものだということです。

 以前、トークショーの際に、ファンの方から、――ジョッキーは、人気を気にしますか? という質問をされたことがあるんですが、実は、ファンの皆さんほど、気にしていません。いや、気にならないというほうが合っているかもしれません。

 G1レースでは、圧倒的な1番人気馬でレースに臨み、ファンの方の熱い声に応える走りをしたいという思いが強くあります。

 しかし、平場のレースでは、勝つことが一番です。人気の高低は、騎乗するジョッキーには、ほとんど関係ありません。

 どう乗ったら勝つことができるのか? 馬の良さを最大限に引き出すためには、どう乗るのがベストなのか? 考えているのは、それだけですから。

 それでは今週の競馬です。週末、26日はエゾダイモンとともにG3京都2歳Sに挑戦。翌27日は、東京競馬場を舞台に行われるG1ジャパンカップが待っています。

 ジャパンカップは、数あるG1の中で、日本ダービーと並び、僕が勝ちたいと切望しているレースの一つ。競馬学校の頃から、先頭でゴールするシーンを夢見ていたレースです。

 エリザベス女王杯では、プレゼンターとして来場した、女優の長澤まさみさんが注目馬として挙げてくれた17番人気のクリノプレミアに騎乗。残念ながら結果を残すことができませんでしたが、今度こそ! という気持ちです。皆さんも楽しみにしていてください。

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