ゴールデンウィークの真っ只中、5月の競馬は、2日に名古屋競馬場で行われた、交流重賞かきつばた記念からスタートしました。稍重で始まった競馬も、レース前に良に回復。3番人気6枠7番から飛び出したヘリオスは、2番手追走から4コーナーで先頭へ。最後はスタミナが切れ3着に終わりましたが、力は出し切れたと思います。今回に限っては、1、2着馬の力が上でした。

 翌3日は、園田競馬場で、交流重賞の兵庫チャンピオンシップにミトノオーと挑戦しました。快晴の良馬場。この日からゴールデンウィーク後半戦に突入したこともあり、スタンドは超満員です。勝負はスタート。ポンと飛び出したミトノオーは、思い描いていた通りの単騎逃げの態勢を築き、一度も後続に反撃の隙を与えることなく、6馬身差の圧勝劇。最後まで気持ち良さそうに走っていました。

 僕がこのレースを勝ったのは、2009年のゴールデンチケット以来14年ぶり、4度目。ミトノオーは、この勝利で5戦4勝。まだまだ強くなりそうだし、見た目も馬体もカッコいいので、皆さんも彼の名前を覚えておいてください。

 そして6日は、京都で騎乗し、5戦1着1回2着2回。今年のJRA28勝目、通算4420勝目となったアマルナは、抜け出してからフラフラ。それでも勝つのだから、伸びしろはかなりありそうです。

 続く7日は、東京競馬に参戦。8R4歳以上2勝クラスのサザンエルフで快勝。気分良く、メインレースのNHKマイルCに挑むことができました。雨中決戦となった大一番のパートナーは、ここまで4戦3勝のオオバンブルマイ。スタートは五分に出て、勝負は最後の直線です。速い流れの中、後ろで脚を溜め、迷わず外へ。手応えも抜群で、一瞬「これなら!」と思ったのは僕だけではなかったと思います。結果論ですが、スムーズに行ったぶんだけ、最後に力尽きた感じです。惜しかった。本当に惜しかったです。

 コロナ禍が収束しつつある今年のGWは、過去2年とは違い、移動手段を確保するのが大変でしたが、競馬場にいつもの風景が戻ってきたことは大歓迎です。

 天皇賞(春)からスタートした6週連続G1も、あっという間に半分が終わり、今週のオークスから後半戦が始まりです。決戦前日の20日、土曜は、ノットゥルノをパートナーに、ホームの京都で、G3の平安Sに出走。東京に移動して挑むオークスでは、“遅れてきた大物”良血馬ソーダズリングが僕を待っています。

 阪神JF、桜花賞を連勝したリバティアイランドがいますが、競馬に絶対はありません。ベガ(1993年)、ダンスパートナー(95年)、エアグルーヴ(96年)に続く、オークス4度目の戴冠へ。一発、大駆けを狙って、いざ勝負です。

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