天才CMプランナー グ スーヨンが教える「いいかげん学習法」



実はあったんですねぇ、こんな素敵な学習方法がっ!
おもしろいアイディアを出せと強迫され、出さなきゃと追い詰められ、30年間も七転八倒のたうち回って探しましたからねぇ。ホントに死ぬんじゃないか、殺されるんじゃないかと思ってたけど、今でもかろうじてギリギリ生きてるようです。

□基本編
いい加減にやるにしても、せめてこれだけはやっとかなきゃ話にならない!というお話がいくつかあります。

一つは、絶対的に絶対量が必要だという基本中の基本。
脳の中に、大量の情報やイメージ、たくさんの匂いや味、いろんなムードや世界観を詰め込むことが必要なんです。
当然ですが、頭の中に無いものは、どうやったって出てこない!
もうね、イヤというほどに詰め込むんですよ。
もうね、どうとでもしてくれっ、どうなったってかまやしないって、煮るなり焼くなり蒸すなり好きにしてくれと開き直るくらいの、本なら何千冊、映画なら何千本、音楽なら何千枚と。せめてこれくらいはという遠慮気味に少なめの量ですけどね。
頭の中が堅い人柔らかい人、その人によって違うけど(まぁ、フツーの大人は価値観が凝り固まってしまってるから、かなりの量が必要でしょう)ある絶対量を超えると、魔法のように夢のようなアイディアの世界が広がってきます。
約束します。
ダメだったらすぐ謝ります。ごめんなさいです。

ちなみにオレの場合は、1週間に本10冊、映画10本、音楽10枚をノルマに設定して、かれこれ20歳の時から現在まで33年間ほど続けてる。
1月に40冊40本40枚、1年に480冊480本480枚、30年で14400冊14400本14400枚ということになる。呆けてたり怠けてた時もあるから正確じゃないですけど、たったのこれだけしか詰め込んでない。
こんなもんじゃ、情けない限りでございます。
いい加減な学習ってのは、気持ちは楽チンだけど、そんなに簡単じゃないんだぞ!決して脅してる訳じゃないですが。

えっ、そんなにたくさんは無理だよ~
ありえねぇ~
そんな時間がどこにあるんだっ!


まぁまぁそんな言い訳が、ガンガンガシガシと聞こえてきますけどね…
まったく気にしない。
ほら、自分の胸に手を当てて考えてみてくださいな。
自分がどんな人間かってことは、自分がいちば~んよ~く知ってるはずですよね~。
そうですね、怠け者で、嘘つきで、面倒臭がりで、ズルくて、スケベで、ドジで間抜けで、まだまだ悪いところがたくさん思いつくでしょう。
もちろん良いところもありますが、良いところは、すでに良いと思ってるから、なかなか向上しにくいんです。
良いところを褒めて伸ばすは、真っ赤なウソでーす(これについては、後々話す機会があるでしょう)
それに比べて、悪いところは自覚さえできれば、改善していくことができるから、理屈でも効率的にも向上しやすいという真理です。

いろいろあきらめて覚悟を決めたら、バッサリ切り捨ててしまおう!

オレの場合は、まずテレビを捨てました。潔くバッサリと。
テレビの前でバカ面さげて大笑いしている中学生のオレに向かって、父親が言いました「テレビを見るとバカになるぞ」
自他共に認めるちょバカだったオレでも、これ以上バカになったらヤバイと思ったね。真剣に危機感と恐怖を感じた。それ以来、ドキュメントとニュース以外のテレビは見てません。
それから、漫画とアニメを捨てました。
カルピス劇場とか少年ジャンプとか、ホントに大好きだったんですけどね、泣く泣くあきらめた。
だって、あれこれやってたんじゃ大事なことをやる時間が無くなってしまうんだもん!
時間が無いなら、今の自分にとって大事じゃないものを全部捨てて、使える時間を自分で作って下さい、捻出して下さい。なんとかお願いしますよ…

もう一つの基本は、「分かりたい病」との闘いです。
これについては、また来週!

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