元AKB48の第二期生ながら、いまや「売れないアイドル」「ぽっちゃりキャラ」としてバラエティ番組で大活躍中の野呂佳代ちゃん(30)が本誌に初登場。
今月公開の伝説のドキュメンタリー映画『上島ジェーン ビヨンド』にも出演。
さっそく、そんな旬のアイドル(!?)を直撃インタビュー!
※※
――いよいよ映画『上島ジェーン ビヨンド』が今月26日から公開ですね。
野呂 はい。サーフィンの映画なのに、夏を待たずに公開されるんです(笑)。
――この映画は5年前に公開された『上島ジェーン』の続編。ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんがサーファーの聖地・千葉県の志田下でサーフィンに挑むという、一応、ドキュメンタリー映画なんですよね。
野呂 そう。上島さんの"クソ"みたいな性格がもろに出ている、ドキュメンタリー映画ですよ。
――"クソ"みたいなの!?
野呂 あの人はホント、ダメすぎるオヤジですよ。情けないし格好悪いし、それでいてサーファー気どりで女の子にモテようと必死。
――アハハ。前作に続いて、今回も竜ちゃんは、サーフィンに挑戦したんですね。
野呂 相変わらず、(ボードに)立つこともできないくせに、ボードを持ってキャバクラに出かけたり、覚えたてのサーファー用語を偉そうに並べたりして(笑)。
――確かに、そういうお調子者のオヤジはどこにでもいますよね。
野呂 まあ、根本は誰もが持っていると思うんです。女の子にモテたいとか、いい格好したいとか。でも、あそこまで周りからバカにされたら、フツー気づくと思うんだけどなぁ。やっぱりクソです。あくまで『上島ジェーン』の中の上島さんのことですが(笑)。
――そんな竜ちゃんがサーファー仲間に頼まれて結成した"波乗りアイドルユニット"に、野呂ちゃんがアイドルとして登場するんですね
野呂 ええ。実際にアイドルですからね。
――え?
野呂 アイドル!元AKB48!
――あ~、うっかり忘れていました。
野呂 覚えとけ(笑)。 で、結成されたのが『九十九里ッターズ』というダサすぎる名前のユニットなんです。とはいえ、私は最初、この映画出演の話をいただいたときに、"映画の中とはいえ、センターに立てるんだ!"って、すごくうれしかったんです。AKB48時代から、センターでAメロを歌うのが夢でしたからね。
――ところが、"聞いてないよ~"な話だったとか。
野呂 そう。この映画って脚本があってないようなもので、その場のアドリブで作られていくんです。
――たとえば、どんなふうに?
野呂 てっきり私がセンターだと思っていたら、上島さんが"テスト"するって言いだしたんです。それは違うだろう、と突っかかったら、上島さんは"お前なんかがセンターになったら、ジャンボジェット機になるだろ!"って、意味のわからないことを言いだしたんです。
――ジャンボジェット機?
野呂 ええ。4人組のアイドルユニットだったんですけど、私が先頭に立って、後ろにほかの3人が並ぶと、まるでジャンボジェットのようだ、と。単に、私が太っていることをバカにしたかっただけみたい!
――アハハ!
野呂 納得して笑わないでください!しかも、アイドルユニットの中に、女性スタッフの宮田さんも入っているんです。"それはおかしいでしょ"と上島さんに突っかかったら、いきなりビンタですからね。
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――お約束でしょ?
野呂 違います!ホントにその場のノリ。だから、私もビックリした表情になってしまって……上島さんはそんな私の反応がツボに入ったみたいで、カメラに映らないところで必死に笑いをこらえていました。ひどいですよね~。
――映画でありながら、バラエティのような"生のリアクション"が楽しめるんですね。
野呂 まあ、そうかもしれないけど……ちなみに私、そのとき肌荒れがひどかったので、ビンタされると、肌荒れがいっそう赤く腫れて、メイクも落ちて、アイドルとして辛かったですね。
――アイドルですか?
野呂 アイドルだよ!元AKB48だよ!
――すみません(笑)。お笑い要素たっぷりの映画ながら、出演するサーファーの人たちは、みんな本物のプロサーファーなんですね。
野呂 そうなんですよ~。この映画に出て、唯一よかったのはそこですね。
――そこだけ?
野呂 はい。私、サーファ ーが大好きなんです! 色 黒でロン毛のサーファーって、格好いいっすよね~!
――どういうところが魅力なの?
野呂 一番は、やっぱりロン毛ですね。ロン毛の男の人が濡れた髪を後ろに束ねるようにかきあげるしぐさとか、最高にセクシー。ゾクゾクしちゃいますね。
――それってエロい気分になるってこと?
野呂 そうですね。あと、ダンサーの黒人の方も好きです。腹筋が割れた黒人男性が、ダンスで腰をクネクネさせているシーンなんて、ヤバいっす!
――そういえば、中山美穂と離婚間近と言われている作家の辻仁成さんも髪が長くなりました。
野呂 あの方は違うでしょ!中性的だもん
――ちなみに映画で共演したサーファーさんと、ロマンスはなかったの?
野呂 サーファーの中に清宮さんという女性がいらっしゃるんで、"今年の夏に一緒にサーフィンしましょうよ"という約束は、一応取りつけてきました。 清宮さんを通して、共演した男性のサーファーさんもきっと来てくれますからね!
――策略家だなぁ。というか、野呂ちゃんってサーフィンできるの?
野呂 実は去年から始めたんですよ。もちろん、サーフィンを始めたきっかけは"夏に何かあるかも"という期待からですけどね。
――正直だなぁ。サーファーはピチピチのウェットスーツを着るけど大丈夫?
野呂 ど、どういうこと?
――だって、野呂ちゃんが着たら、ボン・ボン・ボン……と。
野呂 なんで、キュッがないんですか!
――いやいや、肉感的でセクシーだなぁ、といういい意味ですよ。
野呂 全然そんなふうには聞こえませんでしたけど。そもそも一般的には、私ってフツーの体型なんです!
――一般的というのは?
野呂 ハワイとかに行けば、フツーなんです!
――アハハ。そういえば、映画の中ではあまちゃんコスプレが似合ってました。
野呂 そうでしょ?じゃあ、特別に週刊大衆さんにだけ"お宝情報"を教えてあげますよ。
――お、なんですか!?
野呂 あまちゃんコスプレのとき、ほかのメンバーははんてんの下に白いパンツ、さらに白いスパッツも穿いていたんです。しかし、私はスパッツまで穿くとウエストが太く見えるので、なんと、スパッツを穿いていないんです!
――ん?太っていることをアピールしたかったの?
野呂 違うだろ! パンツの下は何も穿いてないの!週刊大衆なら、そこを妄想して興奮しなさいよ!
目標は嫁に似ているアイドル!?
――おっと、そろそろ時間がなくなってきたので、プライベートの質問をしましょう。休みの日は何をしているんですか?
野呂 この人ったら、聞かなかったフリしているよ……休みの日?
――忙しいから、休みなんてないかな?
野呂 ありますよ。休みの日はお散歩したり買い物したり……あと、私は海が好きなんで、休日は一人で海に出かけるんです。 特に、夕方3時頃がオススメです。夕日のなか、海岸を散歩している人たちを見ながら、あのおじいちゃんはどういう人生を送ってきたんだろう、あのカップルはどうやって出会ったんだろう……って妄想して楽しんでいますね。
――へえー。めちゃくちゃ暇そうな休暇だね……。
野呂 うっ、うるさい!
――では、最後に野呂ちゃんの今後の目標を教えてくださいな。
野呂 まず仕事では、バラエティにもっと参加できる芸能人になりたいですね。 プライベートではやっぱり、もっと運動しないと、ね。
――痩せたいんだ?
野呂 体型もそうだけど、 やっぱり自制できないと、アイドルとして、どうかと思うんですよね。
――ぽっちゃりが好きってファンも多いでしょ。
野呂 いやいや。好きと言われる理由も"うちの嫁に似ている"とか、そんな理由ばかりですからね(笑)。 嫁に似ているアイドルって……いいのかしら?
――全然OKです。週刊大衆は"俺の嫁に激似の野呂ちゃん"に親しみを持って応援していきます!
※※
毒舌ながら、ツッコミどころ満載だった野呂ちゃん。
アイドルとしてのプライドを忘れないところもすてきです。
ちなみに映画で登場した『九十九里ッターズ』のデビュー曲『波の数だけI need you』も発売されるとか。
その注目のセンター、女性スタッフ・宮田さんの隣にいる野呂ちゃんにも要注目!
のろ・かよ
1983年10月28日、東京都出身。
早くから芸能界で活動し、06年にAKB48に加入。
その後、SDN48に活動の場を移し、アイドルとしての道を歩む一方、お笑いの腕も磨き、『M-1グランプリ』にも出場する。
幅広く活躍する野呂ちゃんに今後も注目だ!
野呂さん出演映画『上島ジェーン ビヨンド』は4月26日よりシネマート新宿ほかで順次全国公開中! 『上島ジェーン ビヨンド』公式HP■http://www.ponycanyon.co.jp/ueshimajane/
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