「開幕前は、ぶっちぎりの独走を予想していたんですが……」(スポーツ紙記者)
4月11日を最後に、巨人が首位に立てずにもがき苦しんでいる。

誤算は先発投手陣の崩壊にあった。

「開幕投手の菅野こそ問題ないが、内海、杉内には衰えが見え始めた。さらに、澤村や宮國ら若手も伸び悩んでいる。このままじゃ"投壊"ですよ」(番記者)

原辰徳監督など現場スタッフは、一昨年のオフあたりから投手陣のテコ入れを画策。
フロントに働きかけ、昨年は大竹寛(30)を広島から、クリス・セドン(30)を韓国・SKワイバーンズから獲得したわけだが、今オフには、それ以上の大型補強が噂されている。

「ターゲットは、オリックスの金子千尋(30)ですよ。マー君がメジャーに旅立った現在では、パ・リーグを代表する"絶対エース"です」(全国紙運動部記者)

その金子が、プロ10年目の今シーズンにFA権を手にするのはほぼ確実だ。

「昨季オフの契約更改で球団が提示する複数年契約を蹴り、4000万円アップの2億円で単年契約にこだわった。FA権行使を見越し、巨人、ソフトバンク、阪神などは、すぐさま調査に入っていますが、巨人が一歩リードと噂されています」(前出・運動部記者)

金子の魅力は三振が取れて完投能力もあるところ。

2010年は29試合に先発登板し、完投7のうち完封6。

17勝を挙げ、最多勝投手に。
また、13年は200奪三振で最多奪三振のタイトルを手にしている。

「大竹が3年契約で総額4億円だった。金子は年俸が大竹の倍。しかも"格"から言っても大竹より上だから、4年で10億円、あるいはそれ以上の大型契約になるのではないか。巨人の"投壊"が続くようなら、さらなる上積みもありえる。本人にメジャー志向もないうえに、残りの野球人生は優勝を狙えるチームで過ごしたいと漏らしているようだし、利害は一致している」(球界の事情に詳しい関係者)

巨人入りとなるのか!?

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