近年では暗い話題ばかりの歌舞伎町だが、浄化作戦で未来が不透明ななか、生き残りの一つのヒントを示唆しているとも言われるのが12年の夏、歌舞伎町は一丁目、さくら通り沿いのビルに突如、出現した「ロボットレストラン」だ。

レストランとは謳っているものの、食事は4種類の弁当があるだけで、総額100億円をつぎ込んだといロボットショーの公演会場といったほうが正確だろう。

一面に電飾のド派手な巨大ロボットとともに、セクシーなギャルが15人ほど登場して太鼓やドラムを叩き、店中を躍り回る。夜に1時間のショーを3回行い、料金は5000円だ。

この歌舞伎町的異空間ショーは米CNNニュースなどでも取り上げられ、客の半分は外国人、それも欧米系が多いとされる。

このレストランには、映画『バットマン』シリーズで知られる米映画監督のティム・バートン、同じく米国を代表するシンガーソングライターのケイティ・ぺリーなども訪れている。

このロボットレストランのオーナーであり、仕掛け人というのは、『テレクラリンリンハウス』『漫画喫茶マンボー』などで知られるヤリ手実業家だ。その彼が集大成としてブチ上げたのが、このロボットレストランなのだ。

同じく、歌舞伎町で外国人観光客が多く訪れるのが、靖国通りに面した量販店『ドン・キホーテ』。

主に土産を買うためで、以前は韓国人、中国人が大半だったが、最近はタイ人が急増している。

独特の陳列方式と品揃え、そして"不夜城"歌舞伎町とマッチした24時間営業で、いまや、歌舞伎町の一つの顔になっている。

こうしたなか、今年2月から3月、ドンキや「伊勢丹新宿店」などが組んで英語、中国語、韓国語、タイ語で書いた割引クーポンなどがついた買い物情報冊子を計8万部、外国人観光客に配る試みがあり、話題になっている。

"東洋一の歓楽街"の名を復活させるため、外国人観光客の集客が欠かせないのは確かだろう。

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