「今国会では継続審議となりましたが、秋の臨時国会でカジノ法案は成立します。すでに水面化ではカジノ誘致合戦は熾烈を極めていますよ」(全国紙経済部記者)

経済効果は7兆円。
安倍政権が成長戦略の目玉としてゴリ押しする
「カジノを中心とした統合型リゾート施設の整備を推進する法案」を巡り大阪が慌しい。

「特区でのみカジノを認める法案で、立候補自治体の中から国が選びます。東京・お台場と沖縄が有力候補地だったんですが、ここにきて大阪が急浮上中。その先導役である橋下徹大阪市長周辺では、"もう大阪で決まりや!"と、色めき立っています」(前同)

橋下氏といえば、まだ大阪府知事だった09年10月、大阪市内の企業経営者を前にした講演で、
「こんな猥雑でいやらしい街(大阪)はない。ここにカジノを持って来てバクチ打ちを集めたらいい。風俗もホテル街も引き受ける」
と発言して以降、全力で誘致を目指して来た。

しかし、大阪府警は犯罪が増えるため誘致に消極的で、"維新の会ブーム"も下火になるなど逆風続き。

だが、カジノ誘致だけは着々と進めていたという。
「橋下市長はカジノの本場ラスベガスの大物と交渉中で、大逆転を狙っています。5月に来日したMGMリゾーツ・インターナショナル(米ラスベガス)の会長は、"大阪は空港から近いうえ、土地が安い。最大1兆円規模の投資を検討している"と記者会見しましたから、裏で話はかなり進んでいますね」(在阪の経済誌記者)

MGMは世界第2位のカジノホテル企業。
ラスベガスやマカオで成功し、ドバイなどにも進出を計画中だ。

「ライバルの舛添要一都知事は、ギャンブル依存症の問題から東京誘致に消極的ですからね。すでに"有力スポンサー"を押さえた今、橋下陣営がリードしているのは事実です」(前同)

橋下市長、この"ギャンブル"には負けられない!

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