「九州はついにリッター170円台です。ガソリン価格はここ3か月暴騰し続けています」(全国紙記者)

ドライバーの家計を圧迫するガソリン代。
最大の要因はイラク情勢悪化による原油価格の上昇だ。

「イラクの主要都市は次々にアルカイダ系テロ組織ISILに制圧され、緊迫状態が続いています。このままいけば、リッター200円超えも……」(前同)

少しでも節約する術はないものか?
「すぐすべきは、不要な荷物を車から降ろすこと。ゴルフバッグを積みっぱなしだと、100キロの走行で、100ミリリットル程度、リッター160円なら約16円分のガソリンが無駄になります。さらに、急加速10回分も、ガソリン代にして16円に相当します」(情報誌記者)

燃費向上に最も影響するのは、運転方法だという。

一般財団法人・省エネルギーセンター・エコドライブ推進室長はこう語る。
「一番差がつくのが、発進時のアクセルの踏み方です。ベタ踏み時の3分の1くらいの力で踏み込む人が多いですが、最初はもっと軽く、10分の1程度にしたほうが節約できます」"じわじわ力をかける"のがポイントだという。

「信号待ちで、アイドリングストップするだけでも、毎回2円の節約になります。5秒間エンジンを停止することで節約される燃料と、再始動時にかかる燃料の量は、ほぼ同じ。そのため30~50秒も停止する信号待ちでは、エンジンは切ったほうが断然お得です」(前同)

その他、夏はエアコン温度を下げすぎない、タイヤの空気圧をまめにチェックする、停止時は早めにアクセルを離すという節約法も。

「"エコドライブ教習"を行ったところ、受講者のガソリン代は、受講前と比べて平均20%、最大で50%近く削減できました」(同)

ほかの知恵もある。
「価格比較サイトを活用して安い店舗を探したり、特定店舗のカード会員になって特典を活用すれば10円近く差が出ます」(マネー誌記者)

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