前回は「ダンディ」なアイテムを紹介したが、今回取り上げるのは、使いこなしていると「賢そう」「スマート」と女子から思われること請けあいの「機能的」な文具の数々。
引き続き、渋谷の老舗文房具店・つばめや(http://tsubameya.com)でウェブ事業企画を主に担当し、文具祭り主催者としても知られる、高木芳紀さんおススメをご紹介いただいた。

■SHOT NOTE <横型> ツインリングタイプ5mmドット方眼タイプ(キングジム)
使いかたは通常のノートと変わらないが、専用アプリを起動してカメラでノートを撮影すれば、自動でノートを画面ピッタリに取りこめて、アプリ上で検索もできるという優れモノ。なくしたくない書き込みを簡単にデジタル化でき、クラウドサービスに投稿して保存すれば、検索・共有もできる。

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高木さんの寸評:スマホの普及に伴い、アプリ連動電子化ノートを使う人も増えてきました。デキる男が持ちたいのは、いつでもどこでもバッと広げて打ち合わせがしやすい、大きめのA4。タテでもヨコでも書けるように、また絵や図を書きやすいように、罫線は方眼がベストです。打ち合わせが終わったら、スマホで撮ってその場で共有。一昔前では考えられなかったスマートさですよね。

■カットプロ(OHTO)
1本でハサミとカッターの2役をこなす便利なツール・左右両利き手でも使いやすい設計で、安全キャップ&ロック機構でケガの心配もなし!

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高木さんの寸評:キムタクのドラマ「HERO」の酒場のシーン。田中要次さん演じるマスターの「あるよ」のセリフにシビレた人も多いのではないでしょうか? デキる大人の男はああでなくっちゃ。ということで私もガチで持ち歩いているのが、ハサミとカッターがスリムに一体化したカットプロです。ペンケースの中に入れておけば、「誰かハサミ持ってない?」という時にクールに「あるよ。」って言えるんですね。あの快感は癖になります。(笑)

■自由メイシイレ(Beahouse)
名刺を固定しないで色んな方向に出し入れすることができ、スムーズな名刺交換を実現した一品。小さな三角ポケットに名刺の端を引っ掛けて固定することで、自由な出し入れが可能に。閉じてホックを留めれば確実に固定される独自構造も秀逸。

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高木さんの寸評:名刺交換の際に、名刺入れから名刺を取り出しにくくて、モゾモゾと相手を待たせてしまったことのある人は多いのではないでしょうか? なぜ名刺入れは三方囲われた形状になっているのか? そこから考えなおした逸品。取りにくい、名刺も曲がりやすい…素直に考えればいいところのひとつもない通常の名刺入れに一石を投じています。しかもその結果、サイズもスリムで小さくなったというおまけ付き。いただいた名刺と自分の名刺もきっちり分けられるし、パーティなどでも大活躍間違いなしですね。

ダンディ編に続いて紹介した、機能性に優れた文房具3点。いずれも使いやすく、使う姿を女性が目にすれば、これまでと違った印象を与えるに違いない。

最後に高木さんからは、次のようなアドバイスも…。
「女子ウケする文具と言っても『これさえ持っていれば大丈夫!』というような、絶対的な文具はありません。要はギャップが重要で、『見た目はクールなのに、かわいい文具を愛おしく使っている』、『ぱっと見が冴えない男が高級そうな万年筆を手なれた様子で愛用している』といった時に、ガゼン注目されるわけです。女子ウケしたいと思ったら、自分のイメージと反対の文具をチョイスするのが一番の近道なのでは」
これには納得。確かに、上から下までキメキメのビジネスマンがモンブランの筆記具を使っていても、当たり前で光らない。ギャップがカギということか。
高木さんのアドバイスも参考に、女子ウケ文具を、ぜひ身につけてみては? 女子からのアツい視線が待っているはず(だと思う)!

(大正谷成晴)

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