「安倍首相夫人の安倍昭恵氏まで巻き込んで、彼女がした"ストーカー告発"のパフォーマンスは何だったんでしょう」(司法関係者)

この彼女とは、2012年のミス・インターナショナル世界大会で、日本人初となる優勝を果たした吉松育美氏(27)のことだ。

吉松氏は昨年12月、大手芸能プロ幹部から"ストーカー被害"を受けたとして、自身のブログと週刊誌上で告発していた。

「吉松氏は同幹部がテレビ局の収録現場に押しかけ、無理やり手を掴んで外に連れ出そうとしたなど、執拗な"ストーカー行為"を受けたと一方的に主張していたんです」(芸能事情通)

女性の権利問題を応援する安倍昭恵氏も、吉松氏への全面協力を宣言して、注目されていた。吉松氏は同幹部を威力業務妨害で刑事告訴と東京地裁に民事提訴していた。

「彼女は証拠品として"テレビ局の収録現場でのつきまとい行為が録音されている"と主張して、音声データを裁判所に提出していたんです」(前同)

ところが、この"ストーカー裁判"――。8月15日に東京地裁で吉松氏には厳しい判決が下されたのだ。

「東京地裁は、吉松氏側の申し立てをいずれも認められないと退ける判決を下しました。同幹部による"つきまとい行為"の証拠品として提出された音声データには、同行為を裏づける音声はまったく録音されていなかったことがわかったんです。彼女の主張が"デタラメ"だったことが明らかになりました」(前出・司法関係者)

なぜ、こうした判決になったのか。事情をよく知る芸能関係者は、こう語る。

「同幹部が求めていたのは吉松氏への接触ではなく、彼女の海外エージェントの窓口であるマット・テイラー氏への接触だったんです。マット氏は08年頃、核兵器解体の映像化話を同幹部に持ちかけ、1100万円を借り受けましたが、計画は頓挫。同幹部はマット氏に返済を求めていました。しかし、連絡がつかない状況になっていたんです」

このため、裁判所は同幹部の吉松氏への接触は、「同幹部がマット氏へ返金を求めて、吉松氏に取り次ぎを頼んだものだとして、彼女の主張を退け敗訴としたのだと思います」(前同)

実際、同幹部はマット氏に対し、11年に1100万円の返金を求める訴訟を起こし、勝訴している。

「"ストーカー行為"というと男女の痴情のもつれと思われがちですが、金銭トラブルがコトの真相のようです」(前出・芸能事情通)

吉松氏の敗訴で安倍昭恵氏の面目も丸潰れとなってしまったようだ。

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