美和 今回のご相談も、よく聞くお話ではありますが、最近では芸能人までもがこの問題に出てくるようになりました。

宗男 ほう。何でも任せなさい!


美和 では、巷で話題になっている“ママ友”絡みのお悩みです。

~33歳 女性 主婦の方からのご相談~
先生、こんにちは。こどもの幼稚園のママとの関係で悩んでいます。
数名のママと仲良くなり、一緒にランチ会などしていたのですが、あるランチ会を用事があったので欠席したところ、翌日から無視されるようになりました。どうやらその日は、あるママの誕生日だったらしく、みんながプレゼントを持ち寄ってお祝いしたらしいのです。私は誕生日のこともすっかり忘れていたので後日プレゼントを渡そうとしたのですが、断られてしまいました。そのあげく、アレコレと陰口も言われています。この先こどもに影響が及ばないかとても心配です。どうしたらよいでしょうか。

宗男 まったく心配することはありません!(キッパリ)

美和 宗男先生、いつにもましてキッパリとおっしゃいました!今、江角マキコさんなどの子供をとりまく人間関係が、メディアを通じて盛んに伝えられていますね。

宗男 これは、自分の事しか考えない身勝手な社会を象徴した話ですよ。


美和 こういった“ママ友”系の問題は、昨日今日の話ではありませんが、狭いコミュニティの中で、かわいい自分の子供が絡んでいると、皆さん敏感になるのではないでしょうか?親御さんの視野もどんどん狭くなってしまいますよね。

宗男 大事なことは、無視とかされても、何かされたとしても、“わが道を行く”という事です!毅然とした態度でいれば、子供も元気が出ますし、勇気も与えられます!!

美和 昔は、子供は子供、親は親で「子供のケンカに親が出る~」なんて言ってましたが、今は親子が一緒になって当事者となっている感じがします。さらに昔と違うところは、すぐに悪口がネットやSNSで拡がるという事ですよね。

宗男 面と向かってケンカする事も薄らいでいますしね。私なんかは、以前ネットだけでなく、テレビ・新聞・雑誌などすべてのマスコミが、“ナイ事、無いコト”を言われたり書かれたりしました(苦笑)。私を汚すことが一種の流行みたいなもんでしたか らね。。特に“2ちゃんねる”は酷かった・・・。


記者 宗男先生が“2ちゃんねる”を見ていたりするんですか!?

宗男 私は見てませんよ(笑)。周りからの報告でね。それより驚いたのは、“2ちゃんねる”の経営者、私の同級生だった西村って人の息子だったよ!最近知って本当に驚いた。

美和 えっ!?あの“西村ひろゆき”って人ですよね?その“ひろゆき”さんのお父さんは何やってる方なんですか?

宗男 お父さんは、国税局の職員でね。今は定年で税理士だったかな。息子は“2ちゃんねる”の会社を良い時に売ったらしいけれどね。。だがネット掲示板とかのああいう類のものは、ある程度法整備するべきじゃないかな。

美和 宗男先生と“2ちゃんねる”の意外な繋がりでした!

宗男 妬み、僻み、やっかみ、いじめなんて昔からどこの世界にもあるんですよ。人間の集まりで、そういうのが無い方がおかしい。生きて行くうえで越えて行かなきゃいかん“ハードル”みたいなもんですよ。私はこのお母さんには、堂々と子供を幼稚園に送り出してほしいと思います。何も“ママ友”が、生活の全てではないんですから。それに、その“ママ友”が、通っている幼稚園を経営しているワケじゃないんでしょ?(笑)


美和 でも無視って、最も卑怯で陰湿ないじめですよね。“ママ友”もそうですが、狭いコミュニティやグループの中ですから、一人意地の悪い人が混じってしまうと居心地が悪くなっていきますよね?

宗男 いや、どこの世界にも、どんなグループだって、“頭に虫が入っている”のがいるんすよ!

美和 出ました“頭に虫!”(笑)。そういえば、永田町のドロドロした人間関係の中で、宗男先生にとっては、それってひょっとして田中真紀子さん!?


宗男 (それには答えず)だから、どこにでも居ますから(笑)。いちいち気にしない!という事です。

美和 どこにでも“頭に虫の入った人”は居る!という事ですね?(笑)ご相談者の方も、あんまり深刻に考えないで、毅然とした態度で堂々としている!それが子供にとっても安心感や元気を与える!!ということですね?

宗男・美和 一件落着! 困った時は「ムネオ先生に訊け!」


鈴木 宗男(すずき むねお)プロフィール
1948年1月31日生まれ
政治家。北海道出身。拓殖大学政経学部在学中より、故・中川一郎元衆議院議員の秘書を務める。1983年に自由民主党より出馬し、衆議院議員に初当選。防衛政務次官、外務政務次官などを務める。
また1997年には国務大臣として北海道開発庁長官、沖縄開発庁長官を歴任。2002年に自民党を離党。
2005年には新党大地を結成。代表となり、その年衆議院議員に返り咲く。防衛・外交の論客として鳴らす一方、その人情味溢れ、愛されるキャラクターは、歌手の松山千春をはじめとしてシンパが多数。ムネオの愛称でも知られる。
娘は衆議院議員の鈴木貴子。

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