ラジコンって一昔前に流行りましたよね? 2本スティックタイプや拳銃タイプのコントローラーを使い、近所の駐車場で友達とコーナリングを競ったという方、いるんじゃないでしょうか。

最近は定番のクルマに代わり、屋内でも気軽に遊べて、地面の制約も受けないという理由から、ヘリコプタータイプが人気だといいます。

昔は大柄な機体で、本物の空冷エンジンを積んでいたラジコンヘリですが、今では軽量なモーターや素材、バッテリーの進化より、5000円台で全長30センチを切るものや、カメラ付きのモノまで手に入ります。休日に部屋でダラダラしながら、離陸や旋回を気軽に楽しめるラジコンヘリですが、今回、信じられない大きさのモノが登場しました。

バンダイの子会社、シー・シー・ピーは9月、世界最小サイズの赤外線ヘリコプター「ピコファルコン」(12月上旬発売予定 4480円・税抜)を発表しました。
 


ナント機体の長さが4.6センチ、プロペラを含む総全長が5.9センチと、指先に乗るくらい小さい! タバコの長さが8.5センチですから、その半分程度という大きさです。10数年前なら、スパイ映画に登場するようなメカですよね。

小さな機体には、昨今スマホや携帯ゲーム機なんかにも採用されているジャイロセンサーを搭載。二重反転プロペラも採用しており、小さいながらも安定した飛行を可能にしているそうです。コレ、会社のパソコンの上に待機させておいて、休み時間にちょっと飛ばすと息抜きになるかもしれないですね! 

さらに驚くべきラジコンヘリをもう一台。ちょっと変わった形のラジコンヘリ「パズルボックス・オービット」(2万9800円・税込)です。球形のケージのなかにプロペラのある独特のかたちが特徴ですが、コレ、ラジコンの必需品であるコントローラーがありません。じゃあ何で操作するのかって? それはアナタの『脳波』です。これはもう……完全にSF映画の世界ですね。


この「パズルボックス・オービット」のキモは、人間の脳波を測定してコンピュータに送ることのできる「マインドウエーブ・モバイル」というヘッドセット。

対象物をコントロールする際に出る特定の脳波を検出し、それを操作命令に変換してヘリに送ることで、まさに『考えるだけ』でヘリを前後左右に動かせるわけです。これ、ゆくゆくはテレビのチャンネル操作やパソコンの操作、はては自動車の運転にまで応用できる技術だといいます。

この調子だと数年後には、虫サイズの脳波コントロールヘリができちゃったりして。それにカメラなんかが付いてたら、隣りのOLさんの……おっと、こっちの妄想どうりに動くのも、ちょっと考えものですね(笑)。

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