ビートたけし(67)の付き人を務めるオフィス北野所属の芸人・シェパード太郎(29)が9月29日にブログを更新、興味深いエピソードを公開している。
9月12日、ロケ現場へ向かうバスの車中で「あ、あそこかな? オレ、あそこで事故ったんだよな」と、たけしが発言。彼は、そのままこう続けたという。

「実はあんまり覚えてねぇんだよなぁ、どこで事故ったかは。でも、そういえば、オレのことを諸星(諸星和己・44)が見つけてくれたんだよな、たしか」

それって、芸能界の歴史教科書が書き換わる新事実じゃないですか! 

94年、原付バイクでたけしが自損事故を起こしたスポットが新宿の安鎮坂であることは、たけしフリークスにとって周知の事実である。当時は「愛人である細川ふみえ(43)の家に向かう途中の事故だったのではないか?」と真偽不明な噂も駆け巡り、たけしの盟友・高田文夫(66)が「たけしを巡るもう一人のふーみん」を自称したのは懐かしの名場面である。

そういえば当時、確かにたけしと諸星は蜜月に近い関係性にあった。フジテレビ系バラエティ『ビートたけしのつくり方』(93~94年)で共演を果たした両者はヒロミ(49)を交え飲みに行く機会も少なくなかったという。
フジテレビ系深夜バラエティ『北野ファンクラブ』にて、諸星から伝え聞いたジャニーズ事務所の内情(「104」と書いてある缶ジュースを104円の品だと勘違いして諸星が飲むもそれは“田原俊彦所有飲料”の印で、誤って飲んだ諸星は数時間の正座を強要された)を嬉々として披露するたけしの姿も忘れられない。
後年、「行き詰っていた自分にアメリカ行きを勧めたのはビートたけしとヒロミだった」と諸星が告白した場面も、未だ記憶に新しい。

そういえば、もう20年も前になるのだ。しかしこのエピソード一つで、ビートたけしの人徳を窺い知れる。波に乗ると必ずと言っていいほどトラブルに遭うも、その度に砂を掴んで立ち上がる姿はソウル・ディープだ。

(寺西ジャジューカ)

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