「アイスランドのネッシー」と呼ばれる生物の動画について審査していた第三者委員会は、なんと「動画は捏造ではない」と認める結論を先日出した。
この動画は、2012年2月に撮影されたもので、氷に覆われた水面を巨大なヘビのようなものが曲がりくねりながら泳ぐ様子を捉えている。YouTubeでの再生回数は75万回を数えており、人々の関心の高さがうかがえる。
撮影者は「映像が本物と認められてとても嬉しい」と話しておりた。委員会の裁定により、2700ポンド(約47万円)の賞金が授与された。しかしこの映像に懐疑的な人々も多く、映っているのはそもそも生物ではないと主張している。

そもそもネッシーはイギリス、スコットランドのネス湖で目撃されたとされる、未確認動物の通称である。イギリスでは信じる人も多く、2006年には英紙サンデー・タイムズが、ネッシー保護についてかつてサッチャー政権下の英国政府が、真剣な協議をしていたと報道した。また最近も「スコットランド独立反対? イングランドで目撃情報」とも報道。これは、スコットランドを捨てたネッシーが、イングランド側で目撃されたという内容だ。

いずれにしろアイスランドで発見されたネッシーはネッシーと呼べない。だが、太古のロマンを掻き立てられる怪獣ネッシーが「アイスランドのネッシー」として復活したのは喜ばしいことである。日本では“ふなっしー”が人気だが、ネーミングにインスピレーションを与えた元祖? であるネッシーの再ブームを願う!

本日の新着記事を読む