新宿某所で開催しているバレエ教室。バレエといえば、華麗なプリマドンナを連想するが、ん？ 何だか少々趣が違う。
いわば、｢オヤジバレエ｣が繰り広げられているのだ！
ここで舞踏に励んでいるのは、女性の先生以外は男性ばかり。しかも、30代後半～60代半ばまでの中高年の方々だ。
｢みんな、もともとは飲み仲間なんですよ。ある時、"運動不足だよね～"って話になりましてね。そしたらちょうど、行きつけの飲み屋のママさんがバレエの先生と知り合いということで、紹介してもらいました｣
と語る、メンバーのヒラタさん(45歳)。なるほど、至って中年の動機である。
というわけで、さっそく稽古が始まった。ウォーミングアップから基礎練習、そして時には、音楽にのってジャズダンス的な動きも取り入れている。みなさん、真剣かつ楽しげだ。
途中、記者も少し参加させてもらったが、当然ながら、バレエだけに柔軟性が求められるし、かなりハードな内容だ。特に、脚がうまく上がらない。でもこれ、うまく踊れたら、すごく嬉しいんだろうなぁ。
｢そうなんです。快感♪(笑) 稽古はキツイけど、楽しいですよ。それに、先生の愛のある罵倒が気持ちイイって人も。まあ、一部の人でしょうが(笑)｣(諭吉さん=41歳)
さらに、汗だくだくのめじさん(38歳)は、
｢この汗とこの後のビール……最高です！｣
確かに、そうでしょう。
ネットを見てみても、中高年の｢オヤジバレエ｣はけっこう盛んなようだ。実際、目の当たりにして、その魅力を体感できた気がする。
『オヤジバレエ団』
「花の園」（東京都新宿区歌舞伎町1-1-10）にて団員募集中
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