東京とニューヨーク、大阪とサンパウロ、京都とパリ、那覇とホノルル……。
これらはいずれも姉妹都市。

都市と都市が親密な関係になることは昔からありました。
しかし、今のような姉妹都市ができたのは第二次大戦後。
アメリカのアイゼンハワー大統領が提唱した「市民と市民のプログラム」がきっかけになりました。
戦争で荒廃したヨーロッパを元気づけることが目的だったようです。

それにしても、なぜ兄弟都市ではなく姉妹都市なのでしょうか。
これにはヨーロッパの言葉が関係しています。
フランス語やイタリア語などでは、名詞は男性名詞と女性名詞に分かれていて、「街」は女性名詞。
このため、英語でも「SisterCity」と表現します。
日本では、それを直訳して使っているだけです。

現在、日本の多くの都市が外国の都市と姉妹都市になっていますが、第一号の誕生は昭和30年(1955)でした。
日本で初めて外国の都市と姉妹関係になったのは何市?

(1)横浜市
(2)神戸市
(3)長崎市


答え :(3) 相手はアメリカのセントポール市

出題:浜川卓也

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