異常事態!幸せな家族「4000匹の毒蜘蛛に我が家を奪われる」の画像
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アメリカ・ミズーリ州の民家で毒蜘蛛4000匹が大量発生し、そこに住んでいた住民が家を明け渡すという事件が起こった。

発生したのはドクイトグモという北アメリカ南部が原産の蜘蛛で、体長10ミリ程度のごく小さな蜘蛛だ。黄色がかった茶色の体で背中にバイオリンのような形の模様がある。
その名の通り毒を持ち、自ら人間を攻撃することはないが、咬まれると焼かれるような痛みを感じ、皮膚の損傷、壊死、場合によっては死亡することもある。自然界最強の毒という一説もあり、注意が必要だ。
本来は岩の隙間や倒木の皮の下など狭く暗いところに生息しているが、近年生息数が増え、アスファルトの隙間や人が住む家の家具の裏や床との隙間、床に脱いだままの服、スニーカーの中などでも発見されるようになった。
また、通常であればこのような大発生というのは稀だそうだが、本サイトでも紹介したイギリスのスーパーで売っていたバナナの房から猛毒のクロドクシボグモが大量発生した例もあった。
いまのところ日本に上記の蜘蛛はいないが、もともとオーストラリア原産の毒蜘蛛セアカゴケグモのように輸入品や海外渡航者の荷物などについて日本に渡り、全国的に広まってしまうというケースもある。

そう考えると毒蜘蛛に家をのっとられるというのも他人事では済まないかもしれない。

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