想像しただけで耳を押さえたくなってくる話題が飛び込んできた。

美容院でヘアカットをされているときに耳の一部を切られたとして、客側が美容院を相手に慰謝料330万円を求めたという裁判の判決が下ったのだ。東京地裁は客側の言い分を認め、美容院の経営会社に220万円の支払いを命じた。

判決によると、そもそもの事件が起こったのは昨年5月、東京・銀座の美容室。被害者はファッションブランド日本法人前社長で、美容師に右耳の一部を長さ約1.5センチ、幅約6ミリ切り落とされた。受話器を右耳に当てたり、右耳を下にして寝ると痛むなどの後遺症も残ったという。

裁判官は「頭髪で隠れる部分でなく、ファッション業界で働く男性にとって精神的な苦痛を覚えさせる」と述べ、後遺症も認定した。

完全に店側に非がある事件ではあるが、裁判官の言い方が少しだけ気になるところ。被害者が「ファッション業界で働く男性」だから、精神的な苦痛があるというが、いきなり自分の耳を切られたら商売に関係なく、誰だって精神的にダメージは残ると思うのだが……。

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