東京湾には、かつて海上要塞がありました。山縣有朋の主導で作られた「海堡」と呼ばれる3つの人工島で、外国艦隊から帝都を守ることが目的でした。明治25年に着工し、完成は大正10年。実に30年に及ぶ大工事が行われています。ところが大正12年、関東大震災によって3海堡のうち2つが崩壊。当時の技術の粋を集めた海上要塞は、わずか2年でスクラップと化してしまいました。現在残っているのは2つの海堡跡で、いずれにも灯台が設置されていますが、船舶航行のじゃまになるということで、撤去を求める声が大きくなっているそうです。
無用の長物となった海堡に代わり、平成の時代に作られた人工島が東京湾アクアラインの「夢ほたる」です。神奈川県川崎市から千葉県木更津市まで、東京湾を東西に突っ切る高速道路に作られたパーキングエリアで、東京の新しい観光スポットになっています。
さて問題は、海ほたるの住所です。東京湾にポッカリ浮かぶこの人工島は、どの自治体に所属している?

(1)東京都
(2)神奈川県
(3)千葉県


答え :(3)住所は千葉県木更津市中島地先。

出題:浜川卓也

本日の新着記事を読む