北朝鮮で様々な場所を訪れた(連れ回された?)当編集部記者。主体思想塔(上記写真=金日成70歳の誕生日を記念した170mの塔)や金正日の銅像、地下鉄など、その道中を振り返ると……。
「まず北朝鮮を見て回る際、マスコミには1社に最低1人ずつ、勝手にガイドが付きます。彼らに払うのは600ユーロ(9万円弱)ほど。まあ、要するに監視役です」
「人民大学習堂という図書館は豪華な造りで、現地の人も一生懸命勉強に励んでいましたね。そして平壌の凱旋門は、パリのものより10mほど高い。世界一大きい凱旋門とのことです」
また、海外に行ったら「食」も楽しみの一つだ。北朝鮮の食事はどうなのだろうか。
「美味しいですよ。朝鮮料理といえば、辛いというイメージがありましたが、そうでもありませんでした。あと、地ビールがウマイ!」
さらに、平壌市街以外では、地方の小学校なども訪れたという記者。
「子供たちが歌と踊りを披露してくれました。ハツラツとしている反面、次のバスツアーのお客さんが来たらまた出てきて、同じことを同じ表情で演じる。子供ながら、海外のお客さんに対して、淡々とこなすような雰囲気もありましたね」
先日、政府の高官がロシアを訪問し、何やら国際的な駆け引きを仕掛けている感もある北朝鮮。今後もこの独裁国家の動向には、注視していく必要があるだろう。