一度は乗ってみたかった! 夢の蒸気機関車「D51(デゴイチ)」復活への画像
一度は乗ってみたかった! 夢の蒸気機関車「D51(デゴイチ)」復活への画像

鉄道マニアでなくとも一度は聞いたことがあるだろう蒸気機関車の王様、通称デゴイチこと『D51』。空高く真っ白な蒸気をたなびかせ、シュシュポポ、シュシュポポと音をたてながら走る姿は、誰もが心躍らせる日本の原風景のひとつでもあります。

昭和の中頃、鉄道の電化が進むにつれて姿を消していった蒸気機関車ですが、愛着を持つ多くの鉄道ファンの願いによって、これまでも長野や静岡などで度々イベント列車として走ってきました。

そしてこのほどJR西日本でも、以前より動態保存(稼働できる状態での保存・管理)してきたデゴイチを再度整備しなおし、山口県などを走る「SL山口号」や滋賀県を走る「SL北びわこ号」として、復活させることにしたのです。

JR西日本は、近代日本の産業革命の原動力となった産業遺産としてのデゴイチを保存してきましたが、現在保存されている京都市の梅小路運転区(ここには転車台のある蒸気機関車館があります)では、スペースの問題等で整備が難しい状態にありました。

そこで今回、16年オープン予定の京都鉄道博物館に隣接したエリアに、新たなSL専用の検修庫を建設。完璧な状態に仕上げて、多くのSLファンの皆さんの前に、その勇姿をお披露目しようということになったのです。

検修庫の完成が来年となるので、実際にデゴイチが線路を走るのは2017年以降となりますが、今からその勇姿を想像するとワクワクしてきます。検修庫のほうも昔ながらの扇型車庫となり、整備中のデゴイチを見学できるようになるそうなので、こちらも楽しみですよね。


SL専用の検修庫の完成イメージ

写真提供:西日本旅客鉄道株式会社
http://www.westjr.co.jp/

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