1円ほどの1セントコインがなんと!3億円にの画像
コイン落札者ケビン・リプトン氏のブログ(トップページスクリーンショット)

米1セント(約1.2円)硬貨が競売にかけられ、驚くべき金額で落札された。過去最高値を記録したといい、話題を呼んでいる。

落札された1セントコインは、1792年に鋳造された貴重な硬貨だという。フロリダ州で競売に出品され、258万5000ドルで落札された。日本円にして約3億円!信じがたい高額で硬貨を手に入れた人物は、ビバリーヒルズ在住のコインコレクター、ケビン・リプトン氏(55)。

自由の女神が印象的なこの硬貨は、彫刻家ロバート・バーチ氏が製造に当たったことから「バーチ・セント」と呼ばれている。現在では10枚が存在し、その中でも「非常に状態が良い」とリプトン氏は語った。これまでも1793年鋳造された「チェーン・セント」が同オークションに出品され、235万ドルで落札されている。

ちなみに日本では、裏表逆に鋳造され、中心部が空いていないものや、穴の位置がずれているものなど、製造が失敗した硬貨なども多数存在している。コレクターの間で「エラーコイン」と呼ばれ、人気が高いようだ。これらは、1枚10万円から30万円という高値で取引されている。過去には、昭和55年鋳造された裏表逆の50円硬貨がヤフーオークションに出品され、過去最高値300万円で落札された。

小判などは1億の価値があるものも存在するようだが、今回の米1セント硬貨のように、3億円の値を付けてまで手に入れたいという珍しい硬貨が、日本でも現れるだろうか。もしかすると、財布の中で眠っている、なんてことがあるかもしれない。

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