「いやぁ、本当にビックリしました。まさかこんな所で出会えるとは!」
と興奮気味に語るのは、1月29日、東京・世田谷区の焼肉店Tで、今季から大リーグ、マイアミ・マーリンズに所属するイチロー(41)と北海道日本ハムファイターズの大谷翔平(20)の二人と偶然居合わせたという30代の男性だ。
「二人は特に変装などはせず、気軽な感じでしたね。特に印象的なのは、大谷の背の高さ。こんなにデカイんだなあって(笑)」

この焼肉店Tは芸能人御用達の超人気店で、夜な夜な芸能界のスターが来店することで知られるが、野球界のレジェンドとニュースターが二人きりで密会したとなると、大ニュースだ。
このイチローと大谷、年齢差21の二人をつなぐ接点は何なのか。スポーツ紙デスクが語る。

「当然、メジャーですよ。大谷は日ハム入団後も"最終的にはメジャーに行ってみたい。慣れることが重要だと思うので、若いうちに"と公言していますからね。大谷がイチローに"メジャー相談会"を嘆願し、実現したのがその晩なのではないでしょうか」
大谷といえば、昨年11月の日米野球で、侍ジャパンの一員としてMLBオールスターと対戦。レイズの主砲でもある4番のロンゴリアを160キロの快速球で三振に仕留めるなど、現役バリバリのMLB軍団の度肝を抜いてみせた。

「対戦相手のエンゼルスのエース、シューメーカーは"彼は非常に特別な選手。まだ20歳ということに驚いた"と大絶賛していましたよ。メジャーでの評価は、前田健太を超えたと聞いています」(民放スポーツ局ディレクター)
前出のスポーツ紙デスクは、「二人の密会の場所が焼肉店だったのも意味深」と言い、こう続けるのだ。

「食事においては、"朝カレー"のイメージが強いイチローですが、彼は焼肉に対して思い入れがあるんです。彼が頭角を現したオリックス時代も、神戸の牛タン焼きの店にゲン担ぎのように通い、メジャーでスーパースターに駆け上がっていったマリナーズ時代は、シアトル郊外の焼肉店を贔屓(ひいき)にしていた。そして、王監督を世界一に導いた2006年のWBCでは、彼が40万円も自腹を切って、ロス市内の焼肉店で選手だけの決起集会を開き、チームをまとめ上げたんです。イチローは自分にとっての"特別な場所"で、大谷に"世界で戦う心構え"を伝授したと思いますね」

大谷がFAを取得するにはあと7年かかるが、「日ハムサイドもポスティングを容認している。早ければ、17年のWBC後にメジャー移籍がありうる」(スポーツ誌編集者)といった声も聞こえてくる。
焼肉店Tの名物、極上ハラミを頬張りながら開かれた"極秘渡米会議"の結論とはいったい……!?

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