チンペイさんこと谷村新司は、『昴』や『サライ』など数多の名曲を歌う、日本を代表する大物シンガーだ。そのひょうきんなキャラでタレントとしても活躍しているが、実は「無類のエロ好き」であることも一部では有名。特にビニ本の熱心なコレクターで、ピーク時には5000冊もの「お宝」を貯蔵していたというから、もはやマニアの域を超えている。今回は、そんなチンペイさんのエロに関するエピソードを紹介したい。

谷村のビニ本好きは筋金入りで、アリス時代に行きつけだったビニ本店では店長と仲良くなり、店番までまかされるほどだったという。アリスの武道館でのコンサート後も「すぐさま」そのビニ本店に向かい、店番をしていたところ、コンサート帰りのファンとばったり。「なんでこんなところにいるんですか! 僕たちの感動を返してください!」と激こうされたというから笑ってしまう。しかも、それに対して切り返した谷村の言葉が「これも一つのハンド・イン・ハンドや」とは、さすがの名言。『チャンピオン』の歌詞に付け加えられても違和感ないぐらいである。「ハンド・イン・ハンドで立ち上がれ!」ライラライ……

谷村のエロ通いはビニ本店だけにはとどまらない。1980年代はじめに歌舞伎町に登場した名物ビル『ファイブ・ドアーズ』。ビデオボックスやのぞき部屋、個室ヌード撮影店などが集まった風俗の総合デパートであるが、ここにも谷村は足しげく通っていたのだ。彼がとくにお気に入りだったのが、女性下着のオークション店。モデルが脱いだ下着を「100円!」「200円!」と競り合う、いまでいうセリクラである。ある日、谷村が大好きなポルノ女優が出て来て、見事、下着を競り落としたのだが、そのときにやたら態度のデカイ男性店員がいたらしい。迷彩服を着た危なそうな受付の男、なんとその男こそ、後の「デーモン小暮閣下」であった(笑)。
店員の正体がデーモン小暮閣下と知ったのは、聖飢魔Ⅱのデビュー直後。谷村のラジオにゲスト出演した際、デーモン本人から「あのときの受付は、我が輩だ!」と衝撃の事実を明かされたという。……悪魔の意外な世の忍び先にチンペイさんもビックリである。ちなみに、谷村が下着を買ったポルノ女優はあの田口ゆかり。彼女のことをいまでも谷村は「青春をくれた特別の人」と慕い、ストリップ劇場に匿名で花を贈ったこともあるという。イイ話だ!

知れば知るほどエロカッコイイ、チンペイさん。自宅のビニ本コレクションは最近処分してしまったとの話だが、もしよかったら弊社のお宝を差し上げましょうか!?

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