競馬新理論 井崎脩五郎
「平蔵」「五鉄」で大儲け


「ヘイゾウ」
「イラッシャイマセ」
こういう名前の馬が、同じレースに出てきた。3月18日(水)、大井競馬の第4レースのことである。

このヘイゾウというのは、言うまでもなく、鬼平こと、長谷川平蔵から来た名前だろう。池波正太郎の名作「鬼平犯科帳」の主人公、あの長谷川平蔵である。
平蔵が、「いらっしゃいませ」と迎え入れられるのは、軍鶏部屋の「五鉄(ごてつ)」と決まっている。
この店で平蔵は、密偵たちとひそかに会って、悪人たちの情報について、練議を重ねるのが常なのだ。

「ヘイゾウ」と「イラッシャイマセ」がひとつのレースに出たからには、キーワードは「五鉄」に決まっている。五は鉄板というサインと見た。
そこで、14頭立てで行われたこのレースで、馬番5番からまず総流し(計13点)。返す刀で、5枠からゾロ目を含めて総流し(計8点)。たぶん当たるぞと思っていたら、なんとこれが、本当に当たってしまったのである。

黄色い帽子の5枠ゲンキングがゴール前で抜け出してきて、これがまるっきり人気がなかったものだから、枠連で万馬券、3連単など200万円を超えていた。
長谷川様、畏れ入りましたでございます――っ。

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