ピカソの絵『アルジェの女たち』が、5月に米NYのオークションハウス・クリスティーズで競売にかけられ、約1億7900万ドル(約220億円=手数料込み)で落札された。
いやはや、何とも豪勢な話だが、オークションにかけられた美術品としては史上最高額という。

この絵は1955年に描かれた。1997年にもオークションにかけられたことがある。そのときの値段は3190万ドル(39億円)だった。18年で6倍近くに値上がりしたことになる。

このところ、高値での絵画の落札が続いているが、オランダの画家モンドリアンの絵も、クリスティーズで競売にかけられ、彼の絵としては最高価格の5000万ドル(約60億円)で落札されている。この絵は『コンポジション3』というタイトルの抽象画。

絵画がこれほど高値で取り引きされる背景には、株価や不動産の上昇に伴い、アート市場でも投資目的のバブルが続いているのではないか、といわれる。実に景気のいい話だが、このバブルはどこまで続くのだろうか。

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