ルームランナーは、室内でランニングするための器具。どこのスポーツクラブにも置いてありますから、実際に使ったことのある人も多いでしょう。じつはアレ、もともとは拷問の道具だったそうです。

最初に作られたのは19世紀のイギリス。当時の監獄法では、罪を犯して収監された者は最初の3か月間、懲罰としてトレッドミル(踏み車)をやらなければならないと決まっていました。

このトレッドミルがルームランナーの原形です。20世紀になって監獄法が廃止された後で健康器具に改良されましたが、英語では今もルームランナーのことをトレッドミルと呼んでいます。

ちょっと変わった拷問ということで言えば、18世紀のスウェーデンでは囚人に毎日コーヒーを飲ませていました。その頃はコーヒーに毒があると考えられており、人体への影響を調べるためでした。記録によると、毎日コーヒーを飲んだ囚人は、塀の外の一般人の平均寿命より長生きしたそうです。

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