ウィノナ・ライダー、ブルック・シールズ、あの海外スターはいま!?の画像
ウィノナ・ライダー、ブルック・シールズ、あの海外スターはいま!?の画像

1980年代のスクリーンに登場し、日本の男子を熱狂させた絶世の美女たち。美しい華の命が一瞬であるのち同様に、いずれも活躍したのは数年のみ。彼女たちはいまどこで何をしているのか……? 10代がまぶしすぎた海外スターの光と影に迫る……。


■ウィノナ・ライダー
1986年の『ルーカスの初恋メモリー』で映画デビューし、中性的な美しさで一気にスターダムにのし上がった。しかしプライベートではクリスチャン・スレーター、ジョニー・デップ、マット・デイモンなどと数多くの浮き名を流してその度に破局。2001年には万引きの常習者として逮捕された。現在も女優を続けているがパッとしない。

■リンダ・ブレア
14歳で悪魔憑き少女リーガンを演じた『エクソシスト』が大ヒット。15歳で男と同棲、16歳で未婚の母となり、18歳の時には麻薬事件を起こして逮捕されている。『エクソシスト』以降は、出演作のほとんどがB級作品かホラー映画作品。現在も細々と女優業を続けているが、完全菜食主義者にして毛皮反対運動活動家として有名。さらに反捕鯨団体のシーシェパードを支持する活動を続けている。

■ブルック・シールズ
12歳の時、『プリティ・ベビー』の少女娼婦役でデビューし、「世界一の美女」と呼ばれた。プリンストン大学に通う才媛でもあったが、結果的に女優としては大成せず。後にテニス選手のアンドレ・アガシに入れ込み、「私は彼のセックスドール」なる汚れ発言をして目出度く結婚するが、わずか2年で離婚。2003年に長女を出産してからうつ病を発症したが、現在も女優業を続けている。

■キャリー・フィッシャー
1977年に『スターウォーズ』のレイア姫役に抜擢され、将来が保証されたかに見えたが、その後はパッとせず。ドラッグに溺れ、ポール・サイモンと結婚するがスピード離婚。だが、35年ぶりにスターウォーズ最新作への出演が決定した。

■テータム・オニール
『ペーパームーン』でデビューし、わずか9歳でアカデミー助演女優賞を受賞。しかし同い年のジョディ・フォスターやブルック・シールズに追い抜かれ、その後は低迷。以後はヘロイン中毒、自伝暴露本、財産分与で揉めるなど、スキャンダルでしか名前を見かけなくなってしまった。

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70~80年代のスクリーンを輝かせたスター女優のその後を調べてみると、日本の芸能界にも増して、さらに彼女たちの人生の浮き沈みが激しいことがよくわかる。

人気スターともなれば知名度は世界的、収入もケタ違いになるために自分を見失ってしまうのか、自ら招いたスキャンダルでツブれていく者たちが後を絶たないのだ。10代でスターダムにのし上がり、代表作のイメージから抜け出せずに苦悩、低迷するためか、ドラッグやセックスに溺れる者がいたり、メンタルを病んだりと実に様々。

あの時代、愛くるしい笑顔となまめかしい肢体でボクらを魅了したそんな彼女たちも、今ではそのほとんどが一線を退いてしまったが、歳を重ねた現在がそれほど幸せそうに見えないのは実に寂しい。とくに、子役からハリウッドのショービジネスに関わってきたテータム・オニール、ブルック・シールズなどは、10代がまぶしすぎたからこそ今がより暗く目に映る。

ダイアン・レインのように様々な人生行路を歴ても、息の長い女優であり続けることは、ハリウッドでは本当に難しいことのようだ。

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