史上最低の東大中退ライターうっかり馬之助 酔いどれギャンブル奮戦記

 師走の声を聞くと、ギャンブルファンはどうしても“競馬の冬の祭典”有馬記念のことが気にかかる。なぜなら、これまで、その年の大事件を反映する結果が何度か出現しているからだ。たとえば2001年。9月11日にアメリカ同時多発テロが勃発し、世界中を恐怖のどん底に陥れたが、その年の有馬記念は1着にマンハッタンカフェ、2着にアメリカンボスがきて、馬連1−4が4万8650円という大波乱となった。3番人気だったマンハッタンカフェはまだしも、アメリカンボスは出走馬13頭中13番人気だったから、ゴール前、誰もが唖然とし、スタンドでは冷たく乾いた風が外れ馬券の渦を巻き上げていた。そう、有馬記念では、その1年に起こった大事件に関係する馬名の馬がくることがあるのだ。

 というわけで、今年はどうなんだろうと、この1年を振り返り、悲惨な事件や明るい話題を巻いた流行語などを思い返してみるのだが、有馬記念の出走予定馬とはなかなか結びつかない。今後の有馬記念に向けてのスポーツ新聞の報道に、目を凝らしていきたい。 さらに、ボートレースや競輪においても、このような舟券、車券での現象が起きるかもしれない。注意しておこうと思う。

 さて、現在、東京のボートレース平和島では「開設61周年記念 G1トーキョー・ベイ・カップ」が開催中(12月8日まで)。同レース場を得意とする濱野谷憲吾(東京)のほか、茅原悠紀(岡山)、毒島誠(群馬)、峰竜太(佐賀)など、この1年、アタシが熱視線を送ってきたターンスピードに優れた選手が出走している。毒島選手は初日、1着、5着。峰選手は2着、濱野谷選手はドリームレースで1着と、順調なスタートを切った。茅原選手は初日、6着、4着と出遅れたが、持ち前の粘り強さで、一気の挽回を期待したい。

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