今が旬の美味しい「牡蠣」は、お肌にも美味しいスーパーフードだった!の画像
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 よく「海のミルク」と呼ばれる牡蠣は、その名の通り牛乳同様……いえ、それ以上の栄養素を含んだ優れた栄養食品です。西洋では古来から貴族たちの間で珍重され、ジュリアス=シーザーは、テムズ川の河口でとれる牡蠣が欲しいがために、イギリスに攻め込もうとしたなんて逸話も残るほど。古代中国でも栄養食のひとつとされ、日本では戦国時代の武将・武田信玄も大好きだったという話が残されています。

 さて、そんな天然の健康食品「牡蠣」ですが、いちばんに注目したい栄養素はたっぷりと含まれているビタミン類です。身体の中に摂り入れた糖質からエネルギーを作り、皮膚や粘膜を健康的に保つ役割があるビタミンB1、代謝を支えるビタミンB2、コラーゲンを作るのに欠かせないビタミンCなどが含まれるので、食べた後に「うわぁ~! 肌がつるつる~」なんて効果が期待できちゃうんです。

 続いて気になるのは、亜鉛や鉄、マグネシウムといったミネラル類です。こちらも豊富に含まれており、身体を健やかに保つ後押しをしてくれます。亜鉛は新陳代謝を活性化させるために必要な酵素をつくる成分となり、細胞の再生を助けます。マグネシウムは歯や骨の形成に欠かせない栄養素。不足すると骨粗しょう症や下痢、便秘などの症状を起こすことがあるので要注意を! 鉄分は赤血球を作るために必要な栄養素で、健康に欠かせないミネラルです。こうしたミネラルを1度に摂取できるのは、牡蠣だけと言っても過言ではないんです。

 そしてなによりもうれしいのは、こちらも豊富なアミノ酸の数々。なんと牡蠣には「タウリン」をはじめとして、20種類ものアミノ酸が含まれています。アミノ酸を摂取すると筋力がアップし、血行もスムーズに! 老廃物を排出する補助をしてくれるので、むくみや肌荒れを解消する効果も期待できます。食べた人を、健康と美肌に導いてくれるスーパーフード。旬を迎えた牡蠣をたっぷり食べて、美味しくキレイになっちゃいましょう!!

わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

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