「安倍政権の有馬介入」。そういう怪説を、競馬風俗研究家の立川末広が言い触らしている。事の始まりは、3年前の有馬記念だという。この有馬記念の3日後に第二次安倍政権は発足するのだが、もうすぐ発足ですよと言わんばかりに、1頭の馬が出走してきた。ネヴァブションである。

 この馬は、父親の名と自分の名前を並べると、3文字目が「アベ」なのだ。

 父 マー(ベ)ラスサンデーネヴ(ァ)ブション

 3日後に安倍政権発足だから、この枠はくさいなあと思っていたら、案の定だった。3枠馬は、ネヴァブションが16番人気、オーシャンブルーが10番人気と、ともに人気薄だったのだが、オーシャンブルーが直線内から鋭く追い込んできて2着したのだ。

 つづいて2年前の有馬記念は、安倍の“安”の字を持つ、安達厩舎のデスペラードが出てきて、同枠のオルフェーブルが1着。このとき2着にきたのはアベの“ア”の字を持つウインバリ(ア)シオンだった。

 そして昨年は安倍晋三の“三”がキーワードだった。3番ワンアンドオンリーの同枠馬(ジェンティルドンナ)、これと3枠馬(トゥザワールド)のワンツーだったのである。この勢いだと、今年はこの馬。

 (シ)ョ(ウ)ナ(ン)パンドラ

 イケ(ゾ)エ騎手

 ご覧のとおり、シンゾウ(晋三)の4文字がすべて揃っている。

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