貴乃花、朝青龍も越えられなかった壁…白鵬限界で「30歳引退説」急浮上の画像
貴乃花、朝青龍も越えられなかった壁…白鵬限界で「30歳引退説」急浮上の画像

「8日から九州場所が始まりますが、白鵬の状態が心配です。“もう限界だろう”との声も上がっていますよ」(相撲専門誌担当記者)

 幕内力士としては最多優勝35回、双葉山に次ぐ連勝記録63回を誇る平成の大横綱・白鵬(30)が、窮地に立たされている。まず、痛めている左膝の状態が相当悪いようだ。「9月場所は初日から連敗し、休場を決めました。10月からは巡業に復帰しましたが、動きは緩慢です。完治にはほど遠いんですが、巡業に横綱が参加しないのは相撲協会的にかなり痛手なので、“手を抜いても巡業には出ろ”と、きつく言われたみたいです」(前同)

 どうやら相撲協会は横綱より、“ソロバン勘定”が大事なようだ。協会関係者が、その裏事情を語った。「最近の相撲ブームで本場所は常に満員御礼ですが、昨年は7400万円マイナスで2年ぶりの赤字決算だった。黒字にするためにも、今年最後の九州場所は白鵬に出場してもらう必要がある。場所前の巡業に横綱が出ないと、前売り券の売り上げも伸びませんからね」

 協会の銭ゲバ体質に振り回される横綱だが、もっと深刻な問題がある。「やはり“三十路の呪い”ですね」と真剣に語るのは、ある相撲部屋関係者だ。「数々の大記録を打ち立てた貴乃花も30歳で引退しています。痛めた右膝を酷使し、復活できずに引退しました。モンゴル人力士の先輩である朝青龍もさまざまな怪我を抱えながら、やはり30歳で引退している。無理をしてでも出場し続けなければならない横綱にとって、このハードルは相当高いんですよ」

 平成の大横綱2人さえ越えられなかった呪縛が、白鵬に襲いかかっているのだ。加えて、最近の白鵬には朝青龍同様に“品格問題”が取り沙汰されている。「ヒールの朝青龍が引退するまでは“優等生横綱”といわれていましたが、近年の品位にかける言動や行動は協会も問題視している。土俵上で格下力士に向かって“このバカ野郎!”と叫んだり、立ち合いで食らいつく遠藤にエルボーを浴びせるなど目に余る。相当ストレスを感じているんでしょう」(前出の相撲記者)

 前出の部屋関係者は、「来場所休場することがあれば、潔く引退するかも」と語るのだが、それにはモンゴル人ならではの理由がある。「白鵬は朝青龍と同じく日本に帰化していませんし、しがらみの多い協会にはうんざりしていて、引退後は協会に残るつもりはない。しかも、モンゴルで手広くビジネスをする朝青龍に、“早くモンゴルで一緒に仕事をしよう”と誘われていますし、実は2人は仲良しなんですよね」(前同)——平成の大横綱も来場所が見納めとなるのか!?

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