「乾燥肌」は体臭の原因にも!? カラダの水分を上手にキープする方法の画像
「乾燥肌」は体臭の原因にも!? カラダの水分を上手にキープする方法の画像

 秋から春にかけての日本は空気が乾燥しやすいため、肌が乾燥してかゆみが気になるなどの悩みを抱えている女性が少なくないでしょう。この乾燥肌、ちょっとカサカサするなぁ~くらいの悩みなら問題ありませんが、放置しておくと、なんと体臭や加齢臭の原因になってしまうこともあるんです!

 ところで、乾燥肌が気になったときあなたはどのような対処をしていますか? 乾燥が気になる部分にだけハンドクリームやボディクリームをつけていませんか? 身体の中の水分は、バランスよく全身にいきわたらせるよう配分されるものなので、たとえば手だけを保湿しても意味がありません。かかとやふくらはぎだけが乾燥してしまう場合も同様で、そこだけに保湿クリームを塗りこんだところ、一時しのぎにしかならないのです。お風呂上がりの、水分をたっぷりふくんだ状態の身体全体に保湿クリームを塗り、体内の水分をあちらこちらから蒸発させてしまわないようにしてみてください。体内の水分量が保たれ、手足など末端にまでしっかり水分が届くようになります。お風呂から上がる寸前に、お湯にオリーブオイルを大さじ2杯ほどたらし、肌にまんべんなくまとわせるようにしてお風呂から上がるのも効果的ですよ。

 また、体内への水分補給もたっぷり行うようにするのがコツ。乾燥しやすい季節は、汗をかくことが少ないため、あまり水分をとらなくても気にならなくなります。しかしこれが、身体を乾燥させる原因でもあるのです。夏に毎日1~2リットルほどの水分を摂っていたとしたら、身体はその水分量で活動することを覚えます。それが秋冬になり「汗をかかないから喉が渇かない」と、いきなり水分をとらなくなったら……身体が乾いてしまうのは当たり前のこと! 乾燥しているからこそ、たっぷりと体内に水分を与え、体内から保湿することを心掛けましょう。

 保湿に効く飲料は、やはり「白湯」がイチバンです。朝起きたらまず、コップ1杯程度の白湯をいただき、寝ている間に失った水分を補給しましょう。お茶やコーヒーは利尿作用があり、体内の乾燥をさらに進めてしまうこともあります。どうしても白湯だと飲みにくい! という場合は、スポーツドリンクや炭酸水を飲んでもOKです。ただし内臓に負担がかかることを考えると、冷たい飲み物よりも温かい飲み物をいただきたいところ。好みのミネラルウォーターを加熱できるマグカップに入れ、レモンや柚子の皮をごく少量だけ入れてレンジで加熱すると、ほんのりと柑橘系の香が立ち、飲みやすくなります。こうした工夫を加え、水分をたっぷり補給してください。今年は「脱乾燥肌」を目指しましょう!

わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

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