メトロセクシャル、ジェンダーレス、断食系…「イマドキ男子」の落とし方の画像
メトロセクシャル、ジェンダーレス、断食系…「イマドキ男子」の落とし方の画像

 現代社会では、なにかと個性が尊重されるようになりました。男性の「ありかた」も、そんな時代を反映してさまざまに変わってきています。「デート代は男が払ってあたりまえ」「男はちょっとやそっとのことじゃビビらない」なんて常識(?)は、平成に入って28年も過ぎちゃった今では非常識でしかありません。ですから、男性の個性に合わせて女性も柔軟な思考を持つことが求められています。そこで! 話題の新感覚男子を4種類に分類し、その特徴と恋愛傾向をご紹介したいと思います。

<いま話題のメトロセクシャル>
スタバやサードウェーブコーヒー店でMacBook Airを開き、iPhoneを片手に毎日5kmの皇居ランニング。美意識が高く、洋服はすべてセレクトショップで2回は試着をしてから購入。カバンの中にはハンドクリームや鏡を入れたコスメポーチが入っている。そんな「俺って、意識高い系男子じゃね?」と、やや勘違いしている男子のこと。
◆こんな彼の恋愛傾向は?……自分自身の見た目をとかく気にするメトロセクシャルは、相手にも自分と同等か、それ以上のクオリティを求めます。特に大切なのは初対面で、初めて会ったときに相手からまったく興味を持たれなかったら、確実に「予選落ち」しているので深追いせず、別の男性を探しましょう。興味を持ってもらえたようであれば、美しくなれるサプリメントや、新作スムージーなど、「意識高い系」美容トレンドの話題を心掛けて接しましょう。

<原宿中心に台頭してきたジェンダーレス男子>
ピンクやパープルといったヘアカラーで飾った髪型をしたり、女性と男性の境目が感じられないファッションやメイクを行い、自ら進んで「中性的」であることを選んでいる男子のこと。最近テレビでバカップルぶりが人気の、「ぺことりゅうちぇる」のりゅうちぇるさんのような男子のことです。夜寝る前には美顔パックを忘れず、眉毛をきちんと整え、リュックのポケットにはリップクリームがお約束!
◆こんな彼の恋愛傾向は?……思考回路が女性的なジェンダーレス男子は、恋愛相手に「女友達」的な要素を求めます。仲よく和気あいあいと洋服を買いにいき、ふたりで真剣に悩みながらコーデを組み、おしゃれなカフェメシでカロリー計算しながら食べ、寝る前はカッサで互いのふくらはぎをマッサージと、女子的要素満載で攻めるのが、ジェンダーレス男子を落とす際には効果的です。相手を男性として意識せずに接するよう心掛けて。

<草食の上をいく断食系男子って?>
「女の子」と付き合うといろいろ面倒なことが多いので友達関係だけで十分。男同士でつるんでいるほうが間違いなく楽しいし、わざわざ女子とデートするくらいなら、往復で3日かかっても好きなラーメン屋にひとりで出かけたほうがマシ! ……と、できる限り女性を自分の世界から排除したがる男子のこと。イケメンなのに年齢=彼女いない歴というタイプもざらだとか。恋愛したいという欲求がないので、落とすのは至難のワザ。同義語は「絶食系男子」。
◆こんな彼の恋愛傾向は?……過去に女性と楽しい思い出がゼロなタイプがなりがちな断食系。男子校出身者などに多いのも特徴です。男友達とつるんでいて女子がニガテと言いつつ、男性っぽい女子が好きなわけでもないので、「女性らしさ」を武器に「私は100%あなたの味方。あなたを絶対に傷つけない存在」だと認識させるのがコツです。肉体関係に嫌悪感をもっているタイプが多いので、男女的なふれあいをこちらからはなるべく求めないようにしたほうがよいようです。

<誰からも好かれる人気者!? ヌクメン男子>
「ぬくもり系男子」とも呼ばれる、ちょっと天然系男子のこと。小動物から好かれ、男子からも先輩後輩からもまんべんなく好かれ、ついでに近所のオバチャン連中からも好かれてしまう、驚異の「ぬくもり体質」を発揮する男子。いっしょにいるとヌクヌクして癒されることからこう呼ばれるように。勉強ができるのとは違った意味で頭がよく、言葉をきちんと選んで発する人が多い。ご飯をおいしそうに食べるのも、ヌクメン男子の特長です。
◆こんな彼の恋愛傾向は?……基本的に性格が優しく、他人のために自分が犠牲になることをいとわないため、自分のことを愛してくれるなら、基本的にはどんな女性でもオールオッケーなのがヌクメン男子のすごいところ。ただし、そうして気配りを続けるうちに溜まったストレスを、反動で心が許せる彼女だけに集中的に浴びせてしまうことも。たまに出す「裏の顔」を笑って流してあげられる、器の広さが求められます。

 いかがでしたか? 繊細な男性は付き合い方もちょっと難しいかもしれませんが、慣れればきっと新しい刺激や楽しい毎日をあなたにもたらしてくれるはずです。もうすぐバレンタインデー、意中の彼のタイプを見抜いて素敵な恋をゲットしましょう!

わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

本日の新着記事を読む