【動画】割れない卵!? ハイパーリアリズムを極めたトリック動画が話題にの画像
【動画】割れない卵!? ハイパーリアリズムを極めたトリック動画が話題にの画像

 潰れないトマト、溶けないアイス、割れない卵。「Top 10 Amazing Drawing Tricks」と題された、本物とソックリな絵を並べる間違い探しのような動画が先月初旬に公開され、再生数を伸ばしている。

 小さなお菓子が机いっぱいに広げられたところから始まるその動画。おもむろに手でお菓子を払うが、ひと粒だけ動かず、それがなんと、本物そっくりに描かれたお菓子の絵であることが説明されるのだ。このような本物ソックリに描かれた絵は、1960年代から70年代にかけてアメリカを中心に行われた美術の潮流で、“スーパーリアリズム”または、“ハイパーリアリズム”と呼ばれるもの。日本でもガラスや生卵などを描写した上田薫などが有名だが、ほかにも車や花、動物、昆虫などを描くアメリカのスティーブン・シューブ、グラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートさせたロン・ボルトなどが広く知られている。

 今回話題になっている動画は、ハイパーリアリズムの「本物との差異のなさ」を証明するような作りになっており、卵やホットドッグ、トマトにアイスなどが描かれ、片方がハンマーなどで割られたり潰されたりする。だが、実際に動画で「われない卵」や「潰れないトマト」を見ても、それが本当に絵で描かれているとはにわかに信じられないはず。それだけリアルに描かれているのだ。

 動画をアップしたのはウェールズのアーティスト、ハワード・リー氏。彼のインスタグラムには今回の動画で描かれた作品以外にも、スターバックスのフラペチーノ、ウイスキー、コカコーラ、マクドナルドのビッグマックセットといった作品がアップされている。どれも本物ソックリなので、知らない人が見たら写真を撮ってアップしていると勘違いしそうだ。

★「Top 10 Amazing Drawing Tricks」
https://youtu.be/ohaMAB7AlTY

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