元おニャン子・新田恵利「30年目の告白」直撃インタビューの画像
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 新田さんは大人になった今、「元おニャン子」という肩書きを大切にしている。「実は、そう言われるのがイヤだった時期もありました。でも、10年ぐらい前から、皆さんの中の“新田=おニャン子”のイメージを払拭するのは難しいと気づいて、“こうなったら一生、元おニャン子という肩書きを背負ってやろう”って、覚悟を決めたんです」

 31年前、埼玉の高校に通う彼女がオーディションを受けたのは、優勝特典のハワイ旅行に魅力を感じたからだ。「それをきっかけに、バイト感覚で『夕やけニャンニャン』に出演することになります。そして気がつくと、自分の力ではどうにもならないスゴい状況になっていたんです」 わずか数か月で、おニャン子の人気が爆発。その中心メンバーだった新田さんはトップアイドルになった。

 だが、実は当時の彼女には、交際中の男性がいた。「スタッフの方からは“将来のために別れたほうがいい”って言われました。でも、アイドルとして、長くやる気持ちはなかったので、別れませんでした(笑)」 イヤなものはイヤだと、はっきり主張する頑固な性格だったと振り返る。水着こそ着用したものの、セパレートタイプでの撮影はNGだったとか。「あるとき、とんねるずの貴さん(石橋貴明)が、私の水着グラビアが載っている本を出して、“新田、これを見て、どれだけの男がヤッてるか分かるか?”って言ってきたんですよ。当時はまだ10代ですから、それがショックで。水着に消極的になってしまったのは貴さんのせいです(笑)」

 当時の話題で避けて通れないのが、犬猿の仲といわれる国生さゆりとの関係だ。数年前には、あるイベントを通じて和解が報道されたが……。「好きとか嫌いとかじゃなくて、さゆりちゃんとは“水と油”なんです。そのときはシェイクしてくれた人がいてくれて、水と油がドレッシングのようにうまく混ざったんですが、しばらく放っておくと分離してしまう……」

 では、その他の仲間たちとは交流はあるのだろうか?「最近も、なかじ(中島美春)とランチしたり、麻子ちゃん(白石)が連絡をくれたりしましたよ。岡本貴子ちゃんやスーザン(山本スーザン久美子)とは、解散後の同窓会で仲良くなったんです。さゆりちゃんたちも、仲良しメンバーで今でも集まっているみたいですよ」

 おニャン子は、テレビの企画などでの同窓会的なことが多い。だが、全員が揃うケースは皆無である。「旦那さんや、その家族、職場と、みんな、いろいろな事情があるみたいで、全員では揃えません。旦那さんが定年になって、そうしたシガラミがなくなる60歳とか70歳のときに、全員で集まれたらいいなって思います(笑)」 おニャン子ファンだった読者諸兄よ、そのときを気長に待とうではないか!

新田恵利 にった・えり
1968年3月17日生まれ。85年4月、おニャン子クラブ会員番号4番としてフジテレビ『夕やけニャンニャン』に出演。86年「冬のオペラグラス」でソロデビュー。86年9月おニャン子クラブを卒業。現在はテレビ神奈川『ありがとッ!』にレギュラー出演などの他、執筆活動や介護をテーマとした講演活動も展開。

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