痩せやすい身体になる「スローカロリー」ダイエットとは?の画像
痩せやすい身体になる「スローカロリー」ダイエットとは?の画像

 痩せたい! 痩せやすい身体になりたい! 心からそう願っている人にオススメのダイエット方法がついに登場しました。それが「スローカロリー」です。

 スローカロリーとは、糖質の消化・吸収速度がゆっくりで、カロリーがゆっくりと吸収される食品を選ぶダイエット方法のことで、それによって得られる効果は以下の通りです。

1)糖質の吸収が遅くなる。
2)肝臓への糖の流入速度が遅くなり、肝臓の負担が減るため、血糖値がゆっくり上昇。
3)インクレチンの分泌が高まり、適量のインスリンが分泌される。
4)内臓脂肪がたまりにくくなり、血糖値の上昇を抑える。
5)代謝が高まり、脂肪が燃焼されやすくなる!

 このように身体に優しいことだらけです。ではこのスローカロリーダイエット、どんな食事をとればいいのでしょうか。一般社団法人スローカロリー研究会(http://slowcalorie.jp/)により推奨されているのは、食物繊維が豊富な野菜の煮物や野菜サラダなど、根菜を多めに摂ること。

 また豆腐・納豆・煮豆などの大豆類、ナッツ類の摂取、塩分を控えた焼き魚・煮魚・海藻類、砂糖は黒糖やきび砂糖、こんにゃく・きのこ・乾物類、そしてできれば玄米、雑穀米の米食を中心にすることです。

 料理が好きな方ならもうお分かりかもしれませんが、スローカロリーで食べるべきメニューとは、昔ながらの「日本食」なんです! 伝統的な日本料理は食物繊維とマグネシウムが豊富に含まれ、スローカロリーの理想食だといいます。

 ちなみに明治維新前には、太っている日本人はとても少なかったのだとか。明治維新以降、食文化が欧米化したことにより、日本人の肥満化も進んだのだそうです。そう聞くと、食生活がいかに大切か痛感させられますよね。

 またスローカロリーでは食べ方も大切です。血糖値の急激な上昇を防ぐために、最初に野菜料理、次にたんぱく質、続いてご飯の順番に食べることを勧めています。

 そして食事には20分程度の時間をかけ、よく噛んで食べることも重要です。よく噛むことで満腹中枢が刺激されるので食べ過ぎを防ぐことができ、消化管ホルモンの一種「インクレチン」の分泌が高まり、高血糖改善の効果が期待できるのです。また、規則正しい食生活も、スローカロリーの効果を高めるために必要です。

 本気で痩せたいと思うのならば、いますぐ「スローカロリー」を心がけ、身体をクリーンアップ! ヘルシーで内側から健康的な身体を手に入れましょう。

わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

本日の新着記事を読む