「新しい環境でのストレス」を軽減する方法の画像
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 4月は環境が変わり新たな1年の幕開けとなる時期です。職場や学校において、人事異動やクラス替え、入社や入学といった環境の変化など、いろいろと気分の切り替えが必要です。そのような変化は期待と希望も生まれるかもしれませんが、同時にストレスを生み出します。

 アメリカのある研究者が「人生はストレスでできている」と仮定しました。そして、さまざまな出来事に対してストレス強度という値をつけたのです。それによると配偶者の死が100として、結婚が50、配置転換・転勤は36、仕事の地位の変化が29、進学・卒業が26、生活環境の変化が25という値だったそうです。

 日本での数値はおそらくこれとは多少違ってくると思いますが、それでも仕事関係の事柄には大きなストレスがかかってくることは間違いありません。

 ストレスの対処法にはさまざまありますが、ここでは「人間関係の向上」を踏まえた考え方に着目してみましょう。

 まず、自宅から職場までの移動時間が30分以上あったほうが気持ちの切り替えができてよいのだそうです。海外の研究では20分以上あるとストレスを生むそうですが、ここはあくまでも日本。通勤中の徒歩等の運動が、気持ちの切り替えを助けるそうです。

 新しい環境では自身のアピールの場であると同時に、相手や周りからどう思われるかが気になります。そのため緊張したり、どのラインまで踏み込んでいいのかという葛藤があると思います。

 でもそれは周りも同じことで、相手から見たら相手もあなたのことを知りません。そのため一人一人と話し、相手を知るのはもちろんのこと、自身を知ってもらうというのが大事です。

 問題や支障が起きた場合は恥ずかしがらず、それを引け目に思わずに相談をするとストレスを小さくできるようです。お互いを知るにつれ、「新しい環境でのストレス」は少しずつ和らいでいくでしょう。

 人間は、自身がなにかを達成して幸せを感じる以外に、相手を思いやることでストレスを緩和するホルモンが出るそうです。相手も緊張やストレスを抱えているのだな、という考えで接するだけでも気持ちが楽になるかもしれません。

 家にストレスを持ち帰った場合は、その日感じたストレスをノート等に書いて吐き出すのも手です。自分に合った方法で上手にストレスを発散して楽しい毎日を送りましょう!

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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