剛力彩芽似の美女騎手・藤田菜七子を待ち受ける「洗礼とスター街道」の画像
剛力彩芽似の美女騎手・藤田菜七子を待ち受ける「洗礼とスター街道」の画像

 昨年から今年にかけ、競馬界の騎手に関する話題に事欠かない。外国人騎手、デムーロとルメールの通年騎手免許所得。ダービージョッキー藤田伸二の電撃引退。福永祐一騎手や浜中俊騎手などの落馬による長期離脱……。騎手を取り巻く環境は大きく変動している。

 そんな中、一人の女性がこの厳しい世界に挑戦することになった。彼女の名が藤田菜七子(18)。競馬をしない読者も、ニュースで耳にしたこともあると思うが、JRAの女性ジョッキー誕生は実に16年ぶり、通算7人目という快挙なのだ。「さらには、ルックスも女優の剛力彩芽に似てピカイチで、日に日に注目度が高まっています」(競馬担当記者)

 だが、彼女がすぐに活躍できるかというと、疑問の声は少なくない。それもそのはずで、今まで誕生したJRAの女性騎手の中で、最多が西原玲奈の通算24勝(うち地方9勝)と、男性社会の中で苦汁を舐め続けてきた。それに加えて、年々、若手騎手が活躍しにくい環境になっている。「デムーロやルメールだけでなく、短期免許で世界一の騎手といわれるライアン・ムーアも乗りにくるわけですからね。それ以外にも、地方所属のトップ騎手も参戦するなど、経験の浅い若手たちは乗る馬がなくなってしまい、今の騎手界は“格差社会”になっています」(競馬ライター)

 毎年、リーディングを争っている福永祐一でさえ、競馬学校の卒業式で「僕が新人のときより厳しい時代」と言うのだから、これから船出をしようとする藤田の道は、決して平坦ではないだろう。

 藤田が活躍するのは不可能なのだろうか。「そんなことはありません。世界には、ニュージーランドのリサ・オールプレスや、イギリスのヘイリー・ターナーなど多くの女性騎手が活躍しています。昨年末にはイギリスで、22歳のリジー・ケリーがGIジャンプレースを制しました。最近では、世界的に女性の“当たりの柔らかさ”が注目されているんです」(前同)

 藤田は女性特有の柔らかさに加え、他にも武器がある。「空手二段に剣道初段という武道少女だけに、腕っぷしも負けん気も強いんですよ。そして最大の長所は“持っている”ところ。競馬学校卒業式前に行われた同期6人による模擬レースで優勝。マスコミが多く集まる中で勝ってしまうあたりに、将来性を感じます。競馬人気が低迷している中で、彼女は武豊に次ぐ第2のスターになれる逸材ですよ」(JRA関係者)

 大いなる第一歩を踏み出した彼女がGIに乗る日は、そう遠くないはずだ。

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