今が旬のメロン「むくみ解消&美肌」に最適だった!の画像
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 国内では5月にほぼ全品種が出回るメロン。露地物は旬が5月から7月と言われています。温室メロン以外が店先に並ぶと夏を実感しますよね。

 メロンはとても甘いという印象がありますが、実はウリ科キュウリ属というキュウリの仲間です。もともとのメロンは、キュウリよりも多少甘いという程度だったそうで野菜とみなされていました。そのため、サラダや酢漬けに用いられることが多かったとか。生ハムメロンという食べ方も、メロンの青臭さを消すための工夫だと言われています。

 現在のような甘い品種は、何百年もの歳月をかけ、品種改良が繰り返された結果なのです。その結果、いまでは栄養学の分類上だと野菜ではなく、果物や果実とされています。

 そのような野菜でも果物でもあるメロンはさまざまな栄養を持っています。まず多く含まれているのは、カリウムです。カリウムは余分な塩分を体外へ排出するので、高血圧や動脈硬化の防止によいとされています。また、カリウムには身体の水分量を調節する働きがあり、むくみを解消します。冷房の効いた部屋に長時間いると水分の代謝が悪くなるので、カリウムがむくみの救世主となるかもしれませんね。

 ほかにもメロンには体内でビタミンAに変わるβカロテンが豊富に含まれています。ただし、これは果肉がオレンジ色の赤肉メロン限定のお話。赤肉メロンには、ケールやクレソン以上、トマトの約6倍のβカロテンが含まれています。お肌のバランスを整え、髪や視力などにもよい栄養素です。お肌のためには赤肉メロンと覚えておきましょう。さらにメロンにはビタミンCも含まれているので、相乗効果で美肌に役立ってくれそうですね。

 また、海外のある品種には強い抗酸化物質が発見されたとの話もあり、今後研究が進めば、メロンの新たな効能を得られるかもしれません。

 メロンは水分が多くて甘いため、カロリーも高そうですが、100gで約40kcalと意外に低カロリーです。カリウムやβカロテンを補うための夏のスイーツとしてもってこいですね。もちろん、食べ過ぎると身体を冷やすこともあるのでほどほどに。

 こんな素晴らしい魅力がたっぷりのメロン、きっとあなたも「メロメロ」になったのでは? 夏はメロンでむくみ知らず&美肌美人を目指しましょう!

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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