「五月病」は“心地よい香り”で吹き飛ばせる!の画像
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 GWも終わり、5月の中旬から下旬にかけて話題になるのが「五月病」です。人によっては6月になっても抜け出せない人もいるとか。五月病になる理由は、生活環境が大きく変わった人が、その環境に適応出来ないまま連休に入ると、長い休みから明けて学校や職場に行きたくないと感じます。それが心身の不調に陥る原因なのです。五月病は、医学的には「適応障害」と診断される場合が多いそうです。

 そんな五月病の症状は、「気分が落ち込む、集中できない、やる気が出ない」といった精神的なものや、「食欲不振やめまい、胃痛、動悸」といった肉体的な症状があげられます。

 五月病の引き金となるのはストレスだと言われています。ストレスを感じている時に働く交感神経が過敏になっているのです。過敏になっていると、消化液の分泌が抑えられるため食欲不振になりますし、縮んだ血管に血液が流れることで動悸が激しくなります。

 本来、自律神経は交感神経と副交感神経のバランスで成り立っています。そのため、過敏になった交感神経を戻してあげるために、副交感神経を刺激するとよいそうです。そこでストレスを緩和するのに効果的なのが、アロマなどの香りです。アロマ自体、プラセボ(プラシーボ)効果と揶揄されることもありますが、研究によって効果があると認められています。

 アロマエッセンスの一つであるラベンダーには副交感神経を刺激し、リラックスする効果があります。不安や緊張を緩和し、安眠へと誘ってくれます。森林浴をしているような気分になるヒノキも、香りが気持ちを落ち着かせ、呼吸を整えてくれるそうです。ローズマリーやベルガモット、サンダルウッドなどもよいでしょう。

 人によって、アロマの種類に好き嫌いがあると思うので、自分好みの香りを選んでください。精油を枕に一滴垂らすのもよし、アロマポットやアロマディフュザーを使うのもよいでしょう。少しでもリラックス出来るような環境作りをしてみてください。

 ほかには、コーヒーの香りにもリラックス作用があるそうです。よい香りだなと思った時には、副交感神経が多少なりとも働いているということです。心地よい香りに包まれて五月病に“さようなら”しましょう!

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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