指原莉乃に松岡茉優、ハロプロオタクの芸能人たちの画像
指原莉乃に松岡茉優、ハロプロオタクの芸能人たちの画像

 漫画家・萩尾望都の名作『続・11人いる! 東の地平・西の永遠』が、「モーニング娘’。16」のほか、つばきファクトリー、ハロプロ研修生らのメンバーで舞台化される。「イースト」と「ウエスト」の2部に分かれ、全編がダブルキャストになっているが、「イースト」でフォース役、「ウエスト」でフロル役を演じるモーニング娘。’16の小田さくら(17)は、もともと萩尾望都作品の大ファン。さらに母親もファンとのことで、母親を喜ばせられる舞台を作りたい、と意気込みを語った。

 1998年にハロープロジェクトが誕生してからすでに18年。それだけにファンの年代も幅広く、ハロプロに憧れて芸能界を目指したというアイドルも多い。なかでもマニアの域に達しているほどのファンがHKT48の指原莉乃(23)だ。小学生の頃にファンになった指原は、昨年放送の『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)でモーニング娘。’15メンバーと念願のコラボ共演を果たし、直後にツイッターで「ああ、素敵な夜だった! 一生忘れない!」と感動をつぶやいている。誰よりも尊敬するメンバーは保田圭(35)で、『UTAGE』(TBSテレビ系)では何度も共演をし、一部では姉妹のようだとも言われた。ただその尊敬する理由というのが、心が折れないところがスゴイ、ということらしく、一部ファンには保田の芸風の影響が心配されている。

 指原に劣らず、あちこちでモー娘。への愛を公言してはばからないのが、女優の松岡茉優(21)。モー娘。の話を始めたら止まることを知らず、ドラマで共演した際にうっかり話を振った相武紗季(30)を驚愕させたことがある。一番好きなのは昨年、卒業した鞘師里保(17)で、鞘師の担当カラーである赤が目に入るだけで思わず鞘師のことを考えてしまう、というほどの偏愛っぷりだ。番組のドッキリ企画で鞘師に対面した際には、感激のあまりにボロボロと泣き出してしまっている。これだけの愛がついに現実を動かし、なんとドラマの撮影でモーニング娘。’16メンバーの一人としてステージに立つことに。しかし、あまりに好きすぎて、メンバーと直接目を合わせることができなかったという。

 また年季の入ったハロプロファンといえば、柳原可奈子(30)だ。柳原いわく、自分がテレビに出ているのは「ハロプロへの恩返し」。芸人活動は何かを表現したいからではなく、「ハロプロに恩返しをしたいからテレビに出させていただいてる」とまで言ってはばからない。そんなわけで、柳原のラジオ番組『柳原可奈子のワンダフルナイト』(ニッポン放送)では、ハロプロの話題が必ず絡むのはもちろんのこと、番組中にかける曲はハロプロ関連のものばかり。そしてファン歴18年を誇るマツコ・デラックス(43)をゲストに招いた回では「ハロプロ緊急会議」を開催し、一般リスナーや若年層のファンをすっかり置き去りにしたマニアックなトークを、放送時間めいっぱい繰り広げた。実は柳原は、プライベートでもマツコと、マニアックなトークをよくしているらしい。

 その柳原が、ハロプロオタクすぎて脱帽するというのが、ユースケ・サンタマリア(45)だ。50枚目のシングル『One・Two・Three』のミュージックビデオを見て「かっこいいな」と思ったのがきっかけで、そこからズルズルハマりだしたのだという。ちなみにファンになった2012年当時、ユースケはすでに40歳を超えていた。遅咲きのファンだけにその行動は早く、『ぷ』っすま(テレビ朝日系列)ではさっそく「アイドルダンス部」の企画を持ち込み、草なぎ剛やゲストとともにモーニング娘。’14のダンスコピーに挑戦。課題曲である 『One・Two・Three』を番組内で延々と流すという思い切った行動に出ている。ただこの企画実現に至るまで、あまりに好きすぎて番組では会いたくないと、本人たちをゲストに呼ぶことには乗り気でなく、シャイな少年のようにゴネていたこともあったとか。ファン同士ということで柳原とも親しく、初めて行ったコンサートでは柳原に同席してもらったという。

 同じ芸能界の中にこれだけ熱心なファンを持つアイドルというのも珍しい。芸能史をさかのぼれば、石原裕次郎(52没)、美空ひばり(52没)、吉永小百合(71)と、偉大なスターほど芸能界の中に熱烈なファンを抱えていた。もしかしたらハロプロも、すでに偉大なスターの域に達しているのかもしれない。

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