山下智久が、生田斗真と「Jr.時代に戻った日」の画像
山下智久が、生田斗真と「Jr.時代に戻った日」の画像

 俳優でもあり、ソロアーティストでもある山下智久は、ジャニーズタレントの中でも独自のポジションを確立した。今年は、およそ2年半ぶりに全国コンサートツアーを実施、6月9日の神奈川公演から8月31日までの全28公演(追加公演含む)を、単独で乗りきる。

 これほど大掛かりなツアーとなる理由は、今年が山下にとって節目だからにほかならない。ソロシングル『抱いてセニョリータ』でCDデビューしてちょうど10年、ジャニーズ事務所に入ってちょうど20年となる。「伝説の美少年」はいつしか、オトナになっていたのだ。

 山下は11歳でジャニーズJr.になり、2003年にNEWSのメンバーとしてエース級の扱いで抜てきされ、同年にCDデビューを果たす。翌04年に明治大学商学部に入学し、翌05年亀梨和也との期間限定ユニット「修二と彰」で出したシングル『青春アミーゴ』がミリオンヒットとなった。翌06年、ドラマ『クロサギ』でプライムタイムの連ドラ初主演を果たし、ソロデビュー。ジャニーズアイドルの中では異例の急ピッチで、スターへの階段を駆け上がっていった。

 同期には、俳優の生田斗真がいる。Jr.時代から家族ぐるみで仲がよく、Jr.ユニットのFOUR TOPS時代はまさに、同じ釜の飯を食った仲だ。FOUR TOPSとは、NEWSが結成される前年に、山下、生田、風間俊介、長谷川純で立ち上げられたグループである。

 タッキー&翼が歌手デビューしたあと、次期デビューにもっとも近い4人と期待された。ところが、山下だけが引き抜かれる形でNEWSに異動、残された3人は宙ぶらりんになり、悔しさをバネにして役者として大成した。

 そんな一連の流れを知るファンにとって、忘れられない一夜がある。24歳になった山下智久が09年、初ソロライブを横浜アリーナでスタートさせた日である。途中で生田が登場して、即席コンビを結成。Jr.時代を思い出しながら、一緒にバックで踊っていたKinKi Kidsの『欲望のレイン』を熱唱し、観客を魅了した。

 この時、事前に山下から直接出演依頼を受けていた生田は、二つ返事でOK。山下が着る衣装を聞いておき、内緒で山下が着る衣装に似た色違いの衣装を用意して、当日それを着てステージに現れた。ファンのみならず、山下本人もこれには驚きと喜びを隠せなかったという。この「イク&ピー (生田+山P)」の共演に、ファンの歓声は止むことがなかったそうだ。

 その感涙ライブから早7年、記念となる今年の山下ソロライブでも、もしかしたら嬉しいサプライズがあるかも!?

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