貯金成功のコツは「使う前に蓄える」! ムダづかいを減らせる貯蓄法とはの画像
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 給料は減ってボーナスはカット、にも関わらず社会保険料や税金は増える一方で、家計を取り巻く環境は一段と厳しくなっています。でも「こんな時代に貯金なんてムリ」と諦めるのはまだ早い! 実は貯金のテクニックさえ知ってしまえば、誰でも貯蓄上手になれるのです。

 お金を貯めるには絶対に揺るがない「ルール」があります。入ってきたものをなるべく多く残す、つまり「稼いだお金は極力使わない」という単純なものです。やり方は次の3パターンです。

1)収入を増やす
2)支出を減らす
3)運用して増やす

 一番いいのは1ですが、現実にはなかなか難しいところ。ポイントは、これら3つの方法のうち、どれか一つを集中的に頑張るのではなく、3つをバランスよく取り入れるということです。

 次に、究極の「貯める管理方法」をお教えします。お金を貯めるためには「余ったら貯金する」という考えを捨てましょう。貯金が上手い人の多くは、まずは貯蓄分を先取りで確保し、残ったお金で生活する「収入-貯蓄=支出」でやりくりしています。そこで、さっそく始めてほしいのが「先取り貯金」です。

 ポイントは、給料等が振り込まれる口座とは違う銀行口座に貯めること。いちいち口座からおろして自分で銀行などに預けに行くのは大変だと思うので、自動積立定期預金など給料日に勝手に差し引かれるシステムを使います。この先取り貯金を行うにはいくつかの方法があります。

●銀行・ゆうちょ銀行などの自動積立定期預金:毎月指定した日に指定した金額を普通預金から自動的に振り替え、定期として預け入れます。
●財形貯蓄:会社が毎月の給料やボーナスから定期的に天引きして、3年以上の期間にわたり積み立てていくもの。提携する銀行などに送金することで自動的に貯金が行われます。
●財形年金貯蓄・財形住宅貯蓄:55歳未満の人が5年以上の期間にわたり、給料からの天引きによって積み立てるもの。住宅財形と年金財形を合わせて元利合計550万円(一部では385万円)は利子等が非課税。
●財形給付金(基金)制度:財形貯蓄制度がある企業の多くは「財形給付金(基金)制度」も採用していいます。これは財形貯蓄のご褒美のようなもので、会社側から奨励金を給付するという嬉しい制度。従業員1人につき年間10万円が上限です。

 勤務している会社に財形貯蓄等があるなら、すぐにでも始めたほうがよさそうですね。お給料が手元に入る前に自動で差し引かれる仕組みを作り、コツコツ積み立てるのがポイントです。ぜひ活用してみましょう。

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