栄養の宝庫「野菜スプラウト」って、どんなもの?の画像
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 最近、スーパーのカイワレ大根が置いてあるコーナーに、似たようなたくさんの種類の新芽、通称スプラウトを見るようになりました。カイワレに続いて知られてきたのはブロッコリースプラウト。我が家では15年ほど前から健康によいと味噌汁にブロッコリースプラウトを浮かべていました。

 スプラウトは植物の新芽で、「発芽野菜」のことを言います。新芽なので、成長するための栄養やパワーを含んでいるそうです。中には、親野菜以上の栄養を持つものもあるそうです。そんな健康によいスプラウト、どんな種類があるのでしょう。

 中華料理などでお馴染みのエンドウ豆スプラウト「豆苗」は、エンドウ豆にはないビタミンCを含んでいます。その量は100gあたり74mgほど。1日のビタミンC摂取推奨量が100mgなので、かなりの含有量だといえます。同じく100g中のビタミンAはエンドウ豆の約50倍、ビタミンEは約28倍、ビタミンKは約20倍だそうです。

 次にブロッコリーの新芽であるブロッコリースプラウトは、がん予防で注目されるスルフォラファンという成分がブロッコリーの7倍、品種によっては20倍も多いそうです。解毒作用と抗酸化作用を持っているため、肝機能改善や高血圧予防に効果が期待できます。

 ほかに、マスタードの新芽であるマスタードスプラウトや、紫キャベツの新芽レッドキャベツスプラウトなどがあります。そばのスプラウトは高血圧に効果があるそうです。胃腸の調子を整えるクレソンの一種で、胡椒のような辛みのあるガーデンクレスの新芽クレススプラウトというものもあります。

 国内ではあまり見かけませんが、欧米ではヒマワリのスプラウトや苦みがほとんどないケールのスプラウトなども人気です。

 親しみのあるところでは、もやしもスプラウトの一種です。小さいながらも大きなパワーを秘めたスプラウト、積極的に取り入れたいですね。

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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