レオ子のぱちんこ堅勝ゼミナール
第44回 海の日は『海物語』がアツイ!?

 パチンコ攻略誌の編集部員としてスタートした、私のパチンコ業界キャリアも気付けばもう7年。「もう7年も経つのかぁ」なんてしみじみ感じているのはどうやら自分だけのようで、いわゆる毒舌な、“謙虚”からはほど遠いキャラクターが浸透しているせいか、「まだ7年!?」といわれることのほうが多かったりします。この7年で、二度の結婚と一度の離婚、そして出産も体験していることを考えれば、確かに「まだ7年」も納得ではあるんですけどね(苦笑)。

 ありがたいことに、この7年間でコラム執筆などの原稿仕事も増え、現在レギュラーとして頂いている原稿仕事は6本になりました。思い返してみれば、初めて署名原稿を書いたのは攻略誌の編集部員時代。パチンコ業界に携わり始めてすぐのことでした。

 企画タイトルは「回る台捜査線」と、どこかで聞いたことがあるようなネーミング(笑)。当時のホール状況に詳しいライターさん3人から、「今一番回る機種」を聞き込み調査し、パチンコが決して上手ではない先輩編集者と私の2人が、「今一番回るといわれている機種は本当に勝ちやすいのか」を実際に実戦し、裏付け調査を行うというものでした。

 原稿の執筆と併せて編集も担当していたのですが、取材対象のライターの1人、大崎一万発さんが締切を全然守ってくれなくて……。何度もヒヤヒヤさせられました(涙)。「締切は金曜」と伝えても、金曜日中に原稿が届くことはもちろんありません。土曜に届けばスーパーラッキー、日曜でもラッキー。月曜あたりから催促を始めるのですが、なかなか電話が繋がらないんですよね~、これが。関係のないライターさんに「大崎さんに原稿を催促してくれ」と泣きついたこともありました。でも、なんだかんだで原稿が落ちたことはないんですよ。大変でしたが、今となっては良い思い出です。こうやって原稿のネタになってるんですから。

 この連載では思い出深い実戦がいくつもあります。たしか連載の初回か2回目だったと思うのですが、『花の慶次~斬』を打った回では、2000回転オーバーのハマリも体験しました。昼の11時くらいから夕方まで大当たりナシ。しかもやっと仕留めた確変が即落ちと、結果も散々なものだったんです。

『スーパー海物語IN地中海』を打った回も思い出深いですね。実戦日は7月20日だったなぁ。なぜ、日付までしっかり覚えているのかって? 理由はその日が「海の日」だったからなんです。

 このコラムでも何度か書かせて頂きましたが、土日や連休は基本的にホールにとって“回収日”。すなわち、客が勝ちづらい日とされています。休日は黙っていても客が集まるので、わざわざ出玉を還元する必要がないと考えるホールが多いんです。当然、祝日となる「海の日」も勝ちづらいハズ。

 それなのに、わざわざこの日に打ちに行ったのはなぜか。「海の日には、もしかしたら『海物語』シリーズが勝ちやすい調整になっているかも?」と、考えたからなのです。

 結果、私の狙いは大的中! 千円あたり27回も回る超お宝台をゲットすることに成功しました。さらに、収支も大幅プラスの大勝利。実戦日を祝日に設定するのはかなり賭けだったのですが、大満足の結果に終わることができたんです。その店は『海物語』シリーズを看板機種に据えていたため、普段から勝ちやすい調整にすることが多く、大切に扱っていたのがポイントだったんでしょうね。

 7年前の当時に比べると数は減ってしまったものの、今でも多くのホールが『海物語』シリーズを看板機種にしています。特に、ご高齢の方が客層のメインになっているお店や、地域密着型のお店なんかが多いですね。

 今は広告規制の影響で、「今日は海物語がアツイ!」とホールが謳うことはできなくなっていますが、看板機種は店先に出すのぼりやポスターなんかで、それとなくアピールしていることも多いです。ですので、『海物語』関連ののぼりやポスターが多いホールは、もしかしたら今年の海の日も狙い目になる可能性がありますね。

 今年の海の日は7月18日。確実とは言えませんが、近所のホールで適当な台を打つくらいなら、この日ばかりは『海物語』を狙ってみても良いかもしれません。新台『スーパー海物語IN JAPAN with桃太郎電鉄』も導入されたことだし、私も狙ってみよっかな♪

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