老化のサイン「隠れ炎症」ってなに?の画像
老化のサイン「隠れ炎症」ってなに?の画像

 女性なら誰でも少なからず気になってしまう「老化」。生きている以上、避けては通れない道です。老化といえば、細胞が少しずつ衰えたり、肌にだんだんとハリがなくなるなど、なんとなくざっくりとした印象で捉えている人が多いかもしれません。

 最近、「隠れ炎症」という言葉を聞いたことがありませんか。老化の一因として、体内で知らない間に起きている炎症が関係しているのだそうです。

 炎症とは、体が有害な刺激を受けた場合や、細菌などの異物が侵入したときに働く防御反応です。風邪やインフルエンザにかかると、発熱や痛みを伴うのは、免疫が細菌やウイルスに対して攻撃をしているから。それが炎症です。それでは「隠れている」炎症とは何でしょう。

 人間の体内では、常にあらゆるところで自覚のない小さな炎症が発生しているそうです。年をとるとこの小さな炎症が、慢性化してくるのだとか。

 老化の一因として、体の酸化や糖化があります。酸化によって細胞が損傷すると炎症の負荷が大きくなり、糖化が炎症を促進します。加齢により、炎症に対抗する力が弱まってきて、回復できない状態が続くと、常に小さな炎症が起こっている状態、つまり「隠れ炎症」となるのです。

 こうした隠れ炎症は、動脈硬化や高血圧、心臓病といった深刻な病気の原因となったり、シワやたるみ、シミなど、お肌の衰えの原因になるおそれもあるようです。

 隠れ炎症を抑えるには、アルコールや添加物、糖質や悪い油の摂り過ぎ、過労や運動不足、睡眠不足やホルモンバランスの乱れなどを改善する必要があります。バランスの良い食生活と日常的に適度な運動をし、良質の睡眠をとること。またスキンケアの際は、お肌をゴシゴシこすったり、過剰な刺激を与えないように優しく行うことが大切です。

 慢性的な隠れ炎症を改善すれば、老化へのスピードも遅らせられるかも!?

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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