微妙なところだなあ。そう思った。はたして、勝浦(千葉県)でコンブは獲れるのか。

 大体、コンブといえば、主産地は北海道か東北である。寒い海のものと相場が決まっている。暖流の黒潮がすぐそばを通る勝浦の海に、コンブは生育できるのか。競馬場で新理論好きばかり集まって、そんなことを話していたのは、8月28日(日)のことだった。この日、札幌5Rの新馬戦に、コンブという暗号が出ていたのだ。

 1番ペイシャギン(コ)

 2番スフィーダグリー(ン)

 3番ヴァンデグロー(ブ)

 そこで早速、騎手と調教師の名前を見たところ、名前が、海辺の町と合致するのは「勝浦」だけだったのだ。

“ふるさとお国自慢”と銘打った『日本新地図』(小学館)にあたってみたが、千葉県の水産物のページに、ハマグリ、アサリ、ヒジキ…とあるが、コンブは書いてなかった。

 しかし、ここで声あり。「最近は東京湾でコンブを養殖しているくらいだから、勝浦だってあるかもよ」

 そうなのかと、ためしに、勝浦の乗っている4番サリーバットマン(11頭立て8番人気)の単複を買ってみた。すると、これが当たって単勝なんと2860円。

 ホントに、もう、よろコンブ

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