SMAP木村拓哉「生まれて初めてサインをした」意外な人物とはの画像
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 ジャニーズタレントにとってはおなじみの「1リハ」というものがある。これは、テレビ朝日が現在の東京六本木ヒルズ内に移設前、旧本社の中にあった「第1リハーサル室」のことを指す。あの光GENJIも、ここを基点にしてスーパーアイドルへの道を駆け上がっていった。1987年、その1リハで運命的に出会ったのが、後のSMAPメンバーである。

 当時すでにジャニーズJr.として活動していた中居正広は、その頃14歳の中学3年生。赤と黒のストライプのジョッパーズパンツをはいていて、その派手さは木村拓哉いわく、「毒蛇みたいな感じ」だったそうだ。同じくJr.だった中1の草なぎ剛は、後から入室してきた香取慎吾、稲垣吾郎、木村の3人を、ものすごい形相でにらみつけていたという。当時Jr.で最年少だったため、「初めて僕より下の人が入ってきて、ガツンとやっとかなきゃと思った」らしい。

 母親と一緒に来ていた香取は、10歳の小学5年生だった。中2の稲垣は、2歳上の姉と一緒に来ており、「ファミコンショップ行きたいよ~」と、姉に言っていたのを香取が記憶している。その香取に対して稲垣は、「女の子みたいな男の子みたいな、中性的な感じ」という印象を抱いていた。

 そこで稲垣の姉が驚きの行動にでる。当時中3だった木村を見て、「カッコいい! サインもらってくる」と、木村のほうに駆け寄って「サインください」とおねだり。木村はまだサインがなかったので、「木村拓哉」と漢字で名前を書いたという。これが後の大スター、キムタクが生涯で初めて書いたサインだった。

 ちなみに、その日の1リハには、およそ100人ほどのJr.たちがいたが、もっとも目立っていたのは“毒蛇”中居だったそうだ。翌88年からスケートボーイズとして活動することになった5人は、こうして出会った。運命の出会いから約29年、出会うべくして出会ったSMAPは、今解散への道を歩み始めた。

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